出版社内容情報
「クイリング」は、ルネサンス期にヨーロッパの修道院で生まれました。修道女たちが、聖書の切れ端を鳥の羽の軸に巻いて、宗教用具の装飾品などを作ったのが始まりと言われています。18世紀には貴族の間で大流行し、その後世界に広がりました。
伊東由美先生は、クリング作家の草分けで、本場のヨーロッパからオセアニア、一大ブームとなっている韓国まで、現地に赴き研究を重ね、世界のクイリング事情に精通しています。また、クイリングに限らず、カルトナージュなど、さまざまなペーパークラフトの知識を活かして、より魅力的で新しいクイリングの世界を提案しています。また、インテリアにも造詣が深く、作る楽しみだけでなく、飾る楽しみも存分に味わっていただける内容となっています。
クイリングは、基本の道具と基本の技法をおさえれば、アイデア次第でかなり完成度の高い作品を作ることができます。クイリングの技法を体系的にまとめた本書で、初めての方も、クイリングファンの方も、新たなクイリングの世界を楽しんでください。
目次
基本の技法40 動画付き(平面に作る;立体に作る;道具を使う;色を変える)
季節のモチーフ80 型紙付き(spring 春;summer 夏;autumn 秋;winter 冬)
作品の作り方
巻末付録
著者等紹介
伊東由美[イトウユミ]
ペーパークラフト教室「パペリート」(日本橋)主宰。2001年より銀座でクイリング講座を開催。クイリングのほか、カリグラフィー、パーチメントクラフト、クラフトパンチアート、カルトナージュなどの講座を開催。読売カルチャー、朝日カルチャーなど、各地の文化センターに登壇。海外在住経験と多岐に渡るペーパークラフトの知識を生かした技法とセンスに定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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