出版社内容情報
昭和47年(1972)、佐藤栄作退陣で総裁選は田中角栄と福田赳夫の決戦に。角福対決の結果「列島改造論」の田中政権が誕生した。
しかし、昭和49年(1974)の「七夕参議院選挙」で自民党は惨敗。田中から離反した三木は福田に急接近する。その秋、田中の金脈問題が雑誌に暴露された。マスコミは厳しく糾弾し、国民の田中不信は募る。盟友・大平正芳の反応も冷たく、田中退陣は必至。三福大中の党内抗争が再燃した!
戦後日本政治史を活写した傑作劇画、第5弾!
文庫版解説:田原総一朗
内容説明
宿敵・福田赳夫を振り切り、54歳の若さで総理の座を掴んだ田中角栄。日中国交正常化で華々しいスタートを切ったが、「列島改造論」が地価の暴騰を呼び、そこにオイルショックによる狂乱物価が追い討ちをかける。『文藝春秋』掲載の記事をきっかけに金脈批判が沸騰、ついに退陣を決意する―。
目次
第1部 庶民宰相の誕生(田中派旗揚げ;中曽根の思惑;三角大連合;波乱の幕開け ほか)
第2部 田中金脈追及(参院選惨敗;三福辞任;角福対決;「田中角栄研究」の波紋 ほか)
著者等紹介
さいとうたかを[サイトウタカオ]
劇画家。1936年、和歌山県生まれ、大阪府育ち。17歳で描いた『空気男爵』でデビュー。上京し、「さいとう・プロダクション」設立。2003年に紫綬褒章、2010年に旭日小綬章受章。2019年東京都名誉都民に選出
戸川猪佐武[トガワイサム]
1923年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治学科卒業。読売新聞社政治部記者を経て、政治評論家として活躍。1983年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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