内容説明
2014年から2019年までのTV Bros.連載に加え、各雑誌やWebに掲載されたエッセイ・評論・書評をまとめた5年分の鈴木涼美コラム集。
目次
第1章 (アタマ良くてかっこよくてセンスがいい)お兄ちゃんが欲しいっ(サブカル男子の魅力にしなだれて;涙の数だけ、つくしてみせようホトトギス ほか)
第2章 可愛くってずるくっていじわるな妹になりたい(ブスの話をしながら食べるのはいつも肉;ミーツー時代の生き方ハウツー ほか)
第3章 刺激的で難しくてオシャレな本と震えたい(「文化女子(笑)」に対する正当なアンチテーゼ
オトコを埋め合わせ、オンナを満たすもの ほか)
第4章 上品でつまんなくてゼツボー的な世界を蹴っ飛ばしたい(カチューシャしてアイフォーンを使いこなしたい;衣領樹をしならせて ほか)
著者等紹介
鈴木涼美[スズキスズミ]
1983年生まれ。東京都出身、鎌倉育ち。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。女子高生時代のバイトはブルセラ、大学入学と同時にキャバクラ店勤務。20~23歳までAV嬢として活動。大学院入学時に引退。東大大学院で執筆した修士論文は後に『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』(青土社)として書籍化。新卒で日本経済新聞社に入社、都庁記者クラブ、総務省記者クラブなどに配属、5年半勤務した後、作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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FuSa
9
涼美姐さんは昔は絶対パラレルワールドの住人だと信じて疑わなかったけど、最近は同じ星の住人だと認識できるようになった。大学時代の友人と住む世界が変わって話が合わなくなるのと逆転現象が起こってる。不思議。彼女の生きざまならではの綺麗事だけじゃない軸が好き。2020/02/11
りょう
5
何処で息継ぎしたらいいんだ、とおもうような長い文、音読してるわけじゃないからよめるんだけど、なれるまでは苦しい。あ、これって、かつてのなんとなくクリスタルじゃないかと。時代の気分をきりとって、一見、意味なさそうなことも含めて大量に吐き出してる、でも、独特の何かがある。2020/03/24
うさぎや
4
2011~2020年にかけて発表されたコラム・エッセイ・書評集。切れ味抜群。2023/02/05
忍
4
経歴が立派なのに個人の価値観を大事にしたというか、ぶっ飛んだ生き方をしていてすごいと思った。2020/04/25
396ay
2
鈴木涼美のコラム集。大したことはないけど、彼女の生き方のスタンスが素敵。(こうなりたいとは思わないけど)2022/03/11