裁判官も人である―良心と組織の狭間で

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裁判官も人である―良心と組織の狭間で

  • 岩瀬 達哉【著】
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  • 講談社(2020/01発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065187913
  • NDC分類 327.124
  • Cコード C0095

出版社内容情報

原発再稼働の可否を決め、死刑宣告をし、「一票の格差」について判断を下す――裁判官は、普通の人には想像できないほどの重責を負う。その重圧に苦悩する裁判官もいれば、個人的な出世や組織の防衛を優先する裁判官もいる。絶大な権力を持つ「特別なエリート」は何を考え、裁いているのか?

出世欲、プライド、正義感、情熱…生々しい感情が渦巻く裁判官の世界。これまで堅く閉ざされていたその扉を、粘り強い取材が、初めてこじ開けた。「週刊現代」連載時から大きな反響を呼んだノンフィクション「裁判官よ、あなたに人が裁けるか」に大幅な追加取材と加筆を行い、ついに単行本化。

内容説明

原発再稼働の可否を決め、死刑宣告をし、「一票の格差」について判断を下す。―裁判官は、一般市民には想像できないほどの重責を負う。その重圧に苦悩する裁判官もいれば、個人的な出世や組織の防衛を優先する裁判官もいる。絶大な権力を持つ「特別なエリート」は何を考え、裁いているのか?

目次

視えない統制
原発をめぐる攻防
萎縮する若手たち
人事評価という支配
権力の中枢・最高裁事務総局
「平賀書簡問題」の衝撃
ブルーパージが裁判所を変えた
死刑を宣告した人々
冤罪と裁判官
裁判所に人生を奪われた人々
ねじ曲げられた裁判員制度
政府と司法の暗闇

著者等紹介

岩瀬達哉[イワセタツヤ]
1955年、和歌山県生まれ。ジャーナリスト。2004年、『年金大崩壊』『年金の悲劇』(ともに講談社)で講談社ノンフィクション賞を受賞。また、同年「文藝春秋」に掲載された「伏魔殿 社会保険庁を解体せよ」で文藝春秋読者賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

JiRO

33
普段窺い知れない「裁判所」という組織、「裁判官」という職業、その人となりを存分に知ることができた1冊。三権分立のもと、独立したイメージの強い裁判所(司法)ではあるけれど、考えてみると当然の如く予算の配分があり、人事異動があり…そしてカネとヒトについてまわる問題は司法の世界でも例外ではない。当然、本書が裁判所・裁判官の全てだと思うほど愚かではないにしても、よく見るメディアと異なる側面から見ることのできた本書は読む価値があったと思う。2020/02/19

サケ太

19
裁判官とはどのような“仕事”なのか。その世界が、どのように一般的な世界と違いがあるのか。そこで下される判決にどのような影響があるのか。様々な裁判官の境遇、事件の判決、判決を下した裁判官のその後を通して、その実態に迫っていく。『裁判官もまた弱さを抱え持つひとりの人間であり、組織として見た裁判所は、思いのほか権威に弱い。』組織の論理と自己の良心の間で揺れ動いている裁判官。少年法、死刑制度についても少し触れられている。社会的な必要性の有無について考えさせられる所がある。2020/07/13

Hiroo Shimoda

14
裁判官のリアル。組織の利益が顧客(国民)の利益に優先される、企業人ならば誰もが腹落ちするような話は裁判官でも変わらない。主題ではないが、働き方も変化しており、仕事にフルコミットではない裁判官もいるというのはイメージと違う事実だった。2020/10/15

モルテン

8
読んでいてどんどん暗い気持ちになっていく。三権分立の一つ、独立を謳う司法が、実は全然独立ではなく、人事や予算において政治に縛られているために、結果として政府の意を汲んだ裁判を行わなければならない姿が描かれている。さらには過去、レッドパージならぬ「ブルーパージ」があり、最高裁の意向に反する裁判官はその後不遇をかこつことになるのが示されている。裁判は社会やその当時の政府の考えを反映させた判断をするなとは思っていたが、こうはっきり示されると暗澹とした気分になる。2023/07/31

6
裁判官個々よりもむしろ裁判所という組織論理の支配にスポットライトを当てた内容。司法権の独立には裁判所の独立と裁判官の独立という二重の意味があるが、どちらの意味からしても組織のしがらみは簡単には解けない。ただそのしがらみのせいで割を食う当事者が必ずいたということ。平賀書簡事件はそれを垣間見る大事件だったんだな。2020/10/19

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