出版社内容情報
ねぇ、嘘だって言ってよ、お父さん――。
その日、ありふれた日常がひっくり返った。
教え子を誘拐したまま、事故死した父。
親族、警察、マスコミーー誰も何もわかってない!
遺された娘は、父の名誉にかけて、真相を追う。
「静岡県三島で交通事故が発生。運転していた男性一名が死亡――」ニュースを見た森遠伊緒は愕然とする。亡くなったのは自分の父だった。だが、悲嘆にくれるのも束の間、追い打ちをかけるように驚愕の事実が判明する。事故発生当日の未明に失踪した少年の痕跡が、事故車から発見されたという。自分の父は誘拐犯だったのか――いや、そんなわけがない。周囲からあびせられる非難、マスコミの追求、警察からの圧迫。折れそうな心を奮い立たせ、伊緒は真相を知るべく、行方不明の少年を探すと決意するが……。
ミステリ界期待の新星が書き下ろす、「家族のカタチ」を問う傑作ミステリー!
内容説明
静岡県沼津市で交通事故が発生、運転していた小学校教諭の森遠謙介が死亡した。一人娘の伊緒が悲嘆にくれる中、驚愕の事実が判明する。事故発生日の未明から、謙介の教え子である恩田六助の行方がわからなくなっていたが、その痕跡が車内から発見されたという。お前の父親は誘拐犯だ。周囲からの非難、マスコミの追及、警察の圧迫―。折れそうな心を奮い立たせ、真実を知るため、伊緒は六助を捜し始める。
著者等紹介
高木敦史[タカギアツシ]
1979年福島県生まれ。早稲田大学第二文学部卒。「なしのすべて」で第13回角川学園小説大賞優秀賞を受賞。2010年に受賞作を改題した『“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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