出版社内容情報
かつて、12の世界を救い、今新たに13番目の異世界を救わんとする「勇者」がいた。しかし、今度の異世界は人間よりもはるかに優れた知性を有するオークたちが跋扈する世界だった。竜の兄弟を救出するため、オーク軍と一線を交えた勇者だったが、その恐るべき戦いぶりを目の当たりにしたオーク軍の指揮官<黒犬>は、勇者に「白の魔王」という称号をひそやかに贈った。魔王はいつか勇者によって倒されるのだということを信じて。
オーク軍を撤退させた勇者は、国王からとある領地の相続争いを解決するよう依頼を受ける。勇者の威光によって、こじれた領土問題を解決させようという狙いだった。かくして勇者は、内戦で荒れ果てた土地ケレルガースへ向かうこととなった。しかし、すぐさま解決できる取るに足らないレベルのはずだった依頼は、思わぬ方向に転ぶことになる。そしてまた、勇者の前にはオーク軍の英雄<黒犬>が立ちはだかろうとしていた。
人気シリーズ第二弾、ついに登場!
内容説明
かつて12の世界を救い、今新たに13番目の異世界を救わんとする「勇者」。しかし、今度の異世界は知性を有するオークたちが跋扈する世界。オーク軍の指揮官“黒犬”は、ひそかに勇者に“魔王”と異名を付ける。オークとの激闘をひとまず終えた勇者は、とある領地の相続争いを解決するよう依頼を受けるが、相続問題は思わぬ方向に転がることになる。そして勇者は、オークたちが人間の言葉を理解することに気が付き、その知性に興味を抱くようになる…。
著者等紹介
ずくなしひまたろう[ズクナシヒマタロウ]
1983年、長野県松本市生まれ。高専卒業後に上京。2018年2月より「小説家になろう」に投稿を開始する。2019年7月に『白の魔王と黒の英雄』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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