出版社内容情報
熱き戦後日本史全10巻!!
安保、日本全土を揺さぶる!!
不安定な政局が続くなか、三木武吉は策士最後の奇策「保守合同」を成し遂げる。日ソ復交を果たして総理の座を退いた鳩山一郎の後継をめぐる岸信介・石橋湛山・石井光次郎の総裁公選は、7票差で石橋に。だが、その石橋は病に倒れ、組閣後2カ月で総辞職した。
岸内閣の課題は日米安保条約の改定。「安保反対」を叫び、国会議事堂を取り巻くデモ隊。強行可決を狙う岸。日本全土を揺さぶる、昭和史の転換点を迎える。傑作戦後日本史第3弾!!
解説:佐高信
内容説明
吉田茂はついに退陣し、鳩山一郎が念願の総理の座に就く。ソ連との国交回復交渉は難局を迎えていた。一方、国内では昭和30年、自由、民主両党の保守合同によって自由民主党が誕生する。鳩山は引退、後継の石橋湛山が病のため2ヵ月で辞すると、元「A級戦犯」の岸信介が満を持して総理となった。
目次
第1部 日ソ復交(ソ連の事情;米ソの狭間で;重光の抗い;三木談話、保守合同に火をつける;大野、鳩山陣営へ ほか)
第2部 日米安保改定(日ソ交渉へ閣内紛糾;重光失脚;鳩山、日ソ交渉へ;退陣;三つ巴の後継争い ほか)
著者等紹介
さいとうたかを[サイトウタカオ]
劇画家。1936年、和歌山県生まれ、大阪府育ち。17歳で描いた『空気男爵』でデビュー。上京し、「さいとう・プロダクション」設立。1968年『ゴルゴ13』連載開始。以降、休載することなく続いている。2003年に紫綬褒章、2010年に旭日小綬章受章。2019年東京都名誉都民に選出
戸川猪佐武[トガワイサム]
1923年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治学科卒業。読売新聞社政治部記者を経て、政治評論家として活躍。『小説吉田学校』は戦後政治を生々しく活写し、ベストセラーとなった。1983年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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