講談社文庫<br> 九十八歳になった私

電子版価格
¥726
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

講談社文庫
九十八歳になった私

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065183304
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

こんな作品は橋本治以外の誰にも書けない。
内田樹氏、欣喜!

人生百年時代に捧ぐ、橋本流・老後賛歌。

一体今日は、いつなんだろう? もうすぐ九十八だ。多分。ゆとり世代(もう五十だけど)の編集者に「戦後百一年」なんて原稿頼まれたり、ボランティアのバーさんが紅白饅頭持ってきたり。東京大震災を生き延びた独居老人の「私」が、老境の神髄を愉快にボヤく人生賛歌の物語。ああ、年をとるのはめんどくさい!

内容説明

「一体今日は、いつなんだろう?もうすぐ九十八だ。多分」ゆとり世代(もう五十だけど)の編集者に「戦後百一年」なんて原稿頼まれたり、ボランティアのバーさんが紅白饅頭持ってきたり。東京大震災を生き延びた独居老人の「私」が、老境の神髄を愉快にボヤく、人生賛歌の物語。ああ、年を取るのはめんどくさい!

目次

九十八歳になる私
九十八歳になった私
国会解散の巻
ロボット君の巻
白紙の巻
病院に行ってましたの巻
女はこわいよの巻
プテラノドン退治の巻
九十九歳になっちゃうじゃないかの巻
メロンの娘の巻〔ほか〕

著者等紹介

橋本治[ハシモトオサム]
1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒業。イラストレーターを経て、’77年、小説『桃尻娘』を発表。以後、小説、評論、戯曲、エッセイ、古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う。’96年、『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、2002年、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、’05年、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、’08年、『双調 平家物語』で毎日出版文化賞、’18年、『草薙の剣』で野間文芸賞を受賞。’19年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

467
読んだ・・・としたが、実は1/4くらいで挫折。ときどきピカりと光る名言もある中、まさに老齢化の進んだお年寄りの繰り言を聞いているようで楽しくない。ほかに読みたい作品がたくさんあるので・・・。2023/05/29

じいじ

81
あと30年! 自分は「こうなっているだろう?」と作家・橋本治氏が、空想・妄想をめぐらせた私小説。氏の年とともに、その頑固さにも拍車が掛かり面白い。あまりに奇想過ぎて爆笑してしまう場面も…。歳をとっても過去、現在、未来の区別がつくうちは、まだ大丈夫…と強気に仰る。齢八十を直前にして私も、九十八歳までは自信はないが、願わくば八十八歳(米寿)までは呆けずに愉しく本が読めればありがたい、と思っている。残念ながら、著者の橋本氏は、道半ばにして鬼籍に入られてしまいました。〈合掌〉2020/12/31

takataka

1
★★★☆☆当時68歳の著者が30年後の近未来小説という想定のディストピア小説。2018年に単行本で出版されたが、その翌年に逝去されている。小説ではいやでも長生きしていた氏だが、現実は早すぎる死だった。氏の評論は読んでいたが小説は「桃尻娘」以来かもしれない。長すぎる生を生きる老人とはさもありなんと思わせるハチャメチャぶりだ。2024/05/29

takao

1
ふむ2023/10/31

ばけうめ

1
最初、本当に98歳の人が書いたエッセイなのかと勘違いしてしまいました。 当時68歳の作家が30年後の「未来小説」を書いたということがあとがきを読んでわかりました。 面白いか面白くないかと言われると微妙だが、それがこの 小説の特徴であり、個性でもあるのかな。 2023/06/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14883362
  • ご注意事項

最近チェックした商品