出版社内容情報
歴史と格式を重んじながらも、体制に反抗するスピリットで独自の文化を生みだしてきたロンドン。
あるべき未来の姿を探して揺れるこの街の、素の姿に迫った。
特集:中国五千年の食をめぐる旅
世界三大料理のひとつに数えられる中国料理。
日本が縄文時代の頃、すでに中国では豪華な宴会が開かれていたともいわれるほど、深い歴史がある。
その多様で豊かな食文化は、清朝の時代に長崎から日本中へと広まり、現在の日本料理の形成にも影響を及ぼした。
ただ「おいしい」だけではなく、医食同源の思想を根本にもつ中国料理から、日常の「食べること」について考えていく。
【現地取材】
少数民族の多様な食卓in雲南省/テクノロジーを駆使した最新チャイニーズin北京/真っ赤な四川料理/海沿いの街のご飯in広州/飲茶しながら何を語らうin香港/世界に広がる中華街 etc.
【特集記事】
中国料理って何だ?/中国料理の来た道/麺大辞典/発酵と中国料理/夜の屋台食べ歩き/中国人の宴会マナー/優秀食材・珍食材/中国茶ことはじめ/AIがつくる未来の味/本場の味簡単レシピ etc.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
プル
21
中国 食にスポットを当てた分厚い季刊誌。なかなかの見ごたえ。写真集に使い部分もあれば、解説としての分類項目も読みごたえ十分。2020/01/24
ズー
12
今年の頭ぐらいに買って、パラパラ〜っとめくって、いつかじっくり読む!と思って、半年ほど放置。先日中国の歴史についての番組をみてスイッチが入る。で、2日ほどで、隅々まで読了。いやぁ〜面白かった。中国の何?なぜ?がこれほどまでにスッキリ解決するとは。中国には昨年行ったけど、たしかにすごい進化を感じ、たしかに日本は先を越されたと思った。ただ、今まで遅れをとってた理由もよくわかったし、今ここまで成長してる理由も分かった。ほんと人類の理想の世界を身をもってリードして、実験してくれてるってのがしっくりくる。2020/08/22
ののまる
6
あ〜〜 中華じゃなくて、本場中国料理食べにいきたい〜 中国のフードテックが今後世界を圧巻しそうだ。コロナでますます。2020/09/28
T F
3
中華料理といってもひとくくりにできないほど多様な料理がある。地域ごとにだいぶ色合いが違い、「東酸、西辣、南淡、北鹹」という言葉がある。東は酸っぱく、西は辛く、南はあっさり、北は塩辛いという意味のようだ。中華料理と言って思い出されるのは麻婆豆腐やラーメン、餃子などもはや日本料理といっていいもレベルのもが真っ先に浮かぶが、隣国の奥深い文化に認識を改めさせられた。2021/01/11
れんちゅ
3
はじめて「永久保存版」で保存するべきものを見つけた。わかりやすく整理しているし、茶・餃子の個々のメニューから見た中国と中国全体の料理の傾向を解説しているバランスの良さよ! いままで「大学への数学」以外の雑誌を買ったことなかったけど、図書館にあったこれを読んでから買おうか迷い始めた。2020/01/31