講談社文庫<br> 近いはずの人

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講談社文庫
近いはずの人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065181058
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



小野寺 史宜[オノデラ フミノリ]
著・文・その他

内容説明

突然の事故で妻が死んだ。わずかな繋がりを求め、妻の携帯電話のロックを解こうと「0000」から打ち込む俊英。ついに解いて目にしたのは、事故当日に妻と“8”という男が交わしたメールだった。彼女の足跡を辿るうち、怒りや哀しみとは別の感情が頭をもたげ―。残された夫は再起できるのか。感動が胸を満たす物語。

著者等紹介

小野寺史宜[オノデラフミノリ]
1968年千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞し、デビュー。’08年『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。’19年『ひと』(祥伝社)で本屋大賞2位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aoringo

104
不慮の事故で妻を亡くした男。彼女の秘密を知るために携帯のロックを解除しようとする、そして...妻を喪失してからの再生の話。これはやり切れないなあ...主人公も含めて出てくる人達が程よく毒を含んでいる。だから余計に辛い話だなと思ってしまう。元からの性格もあるのだろうけど彼を見ていると若いのだからいくらでもやり直せるよとはとても言えない。でもそれでも明日は必ずやってくると信じて前に進んでいって欲しい。タイトルにもあるように近くにいる人のことをどれだけわかっているのか、少し考えさせられる内容でした。2022/04/03

ふじさん

98
突然の交通事故で妻の絵美を失ない、喪失感から抜け出せない夫の俊英。残された携帯電話のロックを解こうと携帯を打ち続ける、遂にロックが解け、8という男と交わしたメールを見つける。見つけたメールをきっかけに、自分の一番近くにいたと思っていた彼女の足跡を辿るうちに、怒りや哀しみとは違う感情が生まれる。彼女との過去から抜け出し、残された俊英は、再起できるのか。 2021/03/15

となりのトウシロウ

97
結婚して4年目。タクシーの転落事故で突然妻を失った俊英。友達と旅行に行くと言っていたのに乗っていたのは一人だった。妻の携帯に残されたメールは男性とのやり取りだった。なかなか重い展開なのだが、文体が軽くてそう感じさせないところに大きな違和感。ストーリー展開だけを見ると壮絶な修羅場になりそうなのだが。いつも一緒に暮らしている妻、最も近くにいる人なのに何にも理解できていなかった。夫婦とは、お互いにもっと正面から対峙することが大事なんだろうなぁと感じつつ、最後までこの作品の空気感が合わなかった。2024/10/27

小説を最初に書いた人にありがとう

83
初読みの作家さん。行きつけの本屋で推してたので手に取る。旅行に出た奥さんを突然の交通事故で亡くした夫の話。妻が残した携帯電話のロックを解くために4桁の数字を頭から打ち込んでいく。開いたメールで他の男と旅行に出た証拠を見つけてしまい、その相手を探しながら死んだ妻と向き合う辛い話。主人公の夫目線で進んでいくが終始沈んだ心持ちの表現に読んでいて同化してしまう。よくわかっているはずの人すら理解できていないのではと自戒できたが、帯にある感動には至らず残念。2022/07/05

dr2006

82
虚構だとしても鋭い苦味を感じる作品。だけど全然嫌いじゃない。交通事故で最愛の妻を失った主人公北野俊英の苦悩の一年間を描く。生きていく上でどうしても許せないことが起きることがあるだろう。ただ、許せなくてもそれを受け入れないと、前へ進めないというのも確かだ。一方、事実は何でも知らせなければならないのだろうか。知らなかった方が良いか、逆に絶対に知るべきかは、その事実を差し置いてもなお、事実を持つ人と相手との関係性に依るのかもしれない。それがどんなに近い人であったとしても…。小野寺さんの作品をもっと沢山読みたい。2023/07/23

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