講談社文庫<br> 津軽双花

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講談社文庫
津軽双花

  • 葉室 麟【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065181027
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



葉室 麟[ハムロ リン]
著・文・その他

内容説明

関ヶ原の戦から十年後、三成の娘・辰姫が津軽家に嫁ぐ。藩主の信枚と睦まじい日々を送るも、その三年後に家康の養女・満天姫が正室として当主のもとへ。辰姫は上野国大舘へ移るが、のちの藩主となる長男を産む―ふたりの姫による戦国時代の名残のような戦さを描く表題作ほか、乱世の終焉を描く短編も収録。

著者等紹介

葉室麟[ハムロリン]
1951年福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業。地方紙記者などを経て、2005年「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞を受賞。2017年12月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鉄之助

264
天下分け目の戦いから13年。”女たちの関ヶ原”が北辺の津軽藩で続いていた! シンボリックな表紙が良い。石田三成の娘・辰姫を妻としていた津軽藩2代藩主・信牧(のぶひら)のもとに、徳川家康の養女・満天姫(まてひめ)が正妻として乗り込んでくる。ワクワクしながら一気に読んだ。お互い譲らず、どちらが正妻としての心を高く持つか、の矜持比べ。様々な試練を越えて、桜舞い散る下での二人の和解のシーンが感動的。物語の重要なキーとなっている「関ヶ原合戦図屏風」。いつか、本物を大阪歴史博物館へ行って見てみたい、と強く思った 続く2021/04/19

みっちゃん

173
弘前を訪れた際に資料館かどこかで、2代目藩主の正室が徳川家康の養女で、名前が「満天姫」というのは印象に残っていたが、その輿入れによって正室の座を奪われた女人が石田三成の娘だったとは。彼女の生んだ男子が次の藩主となり、津軽藩主の身体には三成の血筋が受け継がれていっていたんだ。自分の意志とは全く無関係に嫁がされ、父や兄の戦の勝敗次第でまた人生が変わっていく。自らに流れる血筋と、夫や子への思いに引き裂かれながら、戦国に生きた女性たち。豪華な打掛を身に纏いながら、どんな思いを胸に秘めていたのだろうか。2021/05/07

とん大西

111
凛として貫く-津軽に嫁ぎ、津軽に生きた。かたや石田三成の忘れ形見、辰姫。かたや徳川家康の養女、満天姫。天下の覇権を争った仇敵同士の娘二人が、時を超え津軽の地でまたもやあいまみえる。満天姫の輿入れで君主信枚の正室の座を明け渡すかたちとなった辰姫。『三成の娘』-豊臣への忠義を貫いた父を誇り、父の娘であることの誇りをむねに信枚を愛し津軽を愛した辰姫。家康の娘であろうと津軽の正室として女の信念を貫いた満天姫。嫉妬、確執、そして関ヶ原の因縁。仇敵の縁を超え、彼女達の心の奥深くで結ばれた強い絆。正に凛とした読後感。2020/02/08

優希

65
関ヶ原の後を舞台にした短編集です。文献は残っているものの、実際には葉室さんの描く人物像なのではないかと思わされます。石田三成が再評価されているのは三成好きにとって嬉しいところでした。2021/03/26

ichi

25
葉室さんの女性を主人公にした作品はどれも面白いです。津軽藩の正室、側室の二人の目線から描いたストーリーでお互いに認め合っている関係が読んでて清々しい気持ちとなれました。2020/01/13

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