二重らせん―欲望と喧噪のメディア

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  • サイズ 46判/ページ数 554p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065180877
  • NDC分類 699.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ノンフィクションの傑作『メディアの支配者』から14年、驚異的な取材力と丹精な筆致で知られる著者の、待望の新作。
フジテレビとテレビ朝日は1959年、日本テレビ、TBSに続く民放テレビ第三局、第四局として産声をあげた。
テレビ局が「カネのなる木」だということが明らかになるにつれ、多くの政商、旧軍人、メディア企業、政治家たちが群がった。
なかでもフジ、テレ朝の2社に深く食い込んだのが、出版社「旺文社」を経営する赤尾好夫である。自らが支配するラジオ局文化放送を通じて両社の株を握り、テレビ朝日では東映社長を大川博を追い出し、経営権を握った。
その息子・赤尾一夫もテレビ朝日の大株主として独特の存在感を発揮、さらにマネーゲームへと狂奔していく。テレビの系列化に乗り遅れた朝日新聞はその間隙をつき、テレビ朝日を支配しようともくろむ。
一方のフジテレビのオーナーとなった鹿内家だが、突然のクーデターによって鹿内宏明が放逐され、日枝久による支配体制が確立される。
しかし、その後も、フジの親会社・ニッポン放送株の10%を握る鹿内宏明の存在が、日枝に重くのしかかった。それを振り払うためのニッポン放送、フジテレビの上場が、思わぬ「簒奪者」を呼び込むことになる――。
絡み合うようにうごめく二つの「欲望のメディア」。
膨大な内部資料を入手し、その相貌を赤裸々にする。

内容説明

フジテレビとテレビ朝日。二つのテレビ局が生み出す「カネ」と「利権」に群がった面々―名著『メディアの支配者』から14年、前作を凌駕する圧巻のノンフィクション。

目次

プロローグ 知りすぎた男
第1章 金のなる木
第2章 喧噪の時代へ
第3章 マネーゲーム
第4章 簒奪者の影
第5章 争奪戦
第6章 亡者の群れ
エピローグ

著者等紹介

中川一徳[ナカガワカズノリ]
1960年生まれ。フリーランスジャーナリスト。月刊『文藝春秋』記者として「事件の核心」「黒幕」「悶死―新井将敬の血と闇」などを執筆。2000年に独立。フジサンケイグループを支配した鹿内家の盛衰を描いた『メディアの支配者』(上・下、講談社刊)で講談社ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞をダブル受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

57
帯にある通り「圧巻のノンフィクション」。戦後から現代まで、フジテレビ、テレビ朝日に関わる数多くの人たちの欲望の絡み合いが克明に描かれる。旺文社の赤尾家、東映、田中角栄、朝日の村山家、フジの鹿内家、村上世彰・堀江貴文氏らによって繰り広げられるドラマは、メディアの公共性とは全く無縁の、金と権力の亡者による醜い争いの連続。終章で「なぜテレビは、こんなに下らないのでしょう。…日本の権力者と官僚はテレビの協力を得て、まんまと国民の白痴化に成功しました」という安部譲二さんの言葉が引用されているが、その通りだと思う。2020/03/27

キタ

12
554Pの大ボリュームのためやっと読了。 今のメディアの歴史、問題点の基がこれでもかってくらい詳細に描かれてる。 特に後半章のフジTVページは、今のフジTV問題の根底から日枝問題までどうしょうもない事実がてんこ盛りでメディア野郎(メデイアに興味ある方々)にはたまらない内容。 どいつもこいつもアウトレイジな奴らばかり。 特にフジテレビも会長(基)日枝と村上ファンドの村上の姑息で政治的て抑圧的な行動は人間のイヤな側面が全てでてる。 この中では、一番まともなのはホリエモンかもしれないって思ったよ。 2025/06/20

スプリント

10
きっとこの本に登場する人物がみな死去した時には ドラマ化されるのだろうな。と思わせるくらい読み応えがあった。 メディアやITは虚業と背中合わせだから面白い。2021/12/23

furu_sato_sf

9
近年まで社会に多大な影響を与えたメディアであるテレビの支配権をめぐる、戦後から2000年代初めまでの争いの歴史小説とも言える。題名にある通り、まさに人々の欲望がらせんのように絡み合うようである。その影響力の大きさに対して、国の免許事業であるテレビに、本当の意味での「権力監視」が可能になるわけもなく、そのテレビから利益を得ている新聞も同じ同じ穴のムジナと言える。一つ間違いないのは、テレビの影響力低下により、テレビは娯楽の要素の一つとなり、「権力監視」の機能はWebやSNSに取って代わられたということ。2021/03/31

さく

8
迫力ある内容でした。儲かって儲かって仕方ないテレビ局が倫理や文化的意識、国民の財産である電波を借りている意識など全くない、特権意識だけがあって。その環境はすっかりかわり、フジも崩壊をはじめた。凄い細かな内容で、怒涛の展開でした。登場人物らが、まだしがみついているのがさらに凄い2025/04/27

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