講談社文芸文庫<br> 深淵と浮遊―現代作家自己ベストセレクション

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講談社文芸文庫
深淵と浮遊―現代作家自己ベストセレクション

  • 高原 英理【編】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 講談社(2019/12発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 330p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784065178737
  • NDC分類 918.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

アンソロジスト高原英理の呼びかけで実現した、未だかつてない「作家自己ベスト作品集」。

「そう来たか!」と意表を突くセレクトから納得の王道的傑作まで。
短編小説、随筆、短歌、経典の評釈――

現代文学の最前線を牽引する文学者たちが挙げた「自己ベスト作品」を集成した豪華アンソロジー。

「編者が作品を選ばない」
この編纂方法でなければ一堂に会することはなかった、それぞれの作家固有の文学観と達成を示す煌びやかな収録作品群の妙を堪能できる、奇跡の一書!


「これまでいくつかアンソロジーを編んできて、ほぼどれもありがたい反響をいただき、よい仕事をしたと自負もしているが、ただ、ときに内心忸怩たる思いがないではなかった。どこまでいってもこの自分の視点からしか見られないことの無念である。自分のまるで考えもしなかった視界を開く方法はないか。
こうして当アンソロジーのプランは生まれた。参加していただける個々の作家自身の決定にお任せする。それは私などの狭い先入観を裏切って思いもよらない豊饒な結果を生むだろう。ご覧いただきたい」
(編者・高原英理氏解説より)


〈収録作品〉
伊藤比呂美「読み解き「懺悔文」女がひとり、海千山千になるまで」
小川洋子「愛犬ベネディクト」
高原英理「ブルトンの遺言」 
多和田葉子「胞子」 
筒井康隆「ペニスに命中」
古井由吉「瓦礫の陰に」
穂村弘「いろいろ」 
堀江敏幸「のぼりとのスナフキン」
町田康「逆水戸」
山田詠美「間食」

内容説明

現代文学の最前線を牽引する文学者たちが挙げた、「自己ベスト作品」を集成した豪華アンソロジー。「深淵」から「浮遊」まで、さまざまな味わいの短篇小説をはじめ、随筆、短歌、経典の評釈―この編纂方法でなければ一堂に会することはなかった、それぞれの作家固有の文学観と達成を示す煌びやかな収録作品群の妙を堪能できる、奇跡の一書!

目次

読み解き「懺悔文」女がひとり、海千山千になるまで(伊藤比呂美)
愛犬ベネディクト(小川洋子)
ブルトンの遺言(高原英理)
胞子(多和田葉子)
ペニスに命中(筒井康隆)
瓦礫の陰に(古井由吉)
いろいろ(穂村弘)
のぼりとのスナフキン(堀江敏幸)
逆水戸(町田康)
間食(山田詠美)

著者等紹介

高原英理[タカハラエイリ]
1959.4.3~。小説家、文芸評論家。三重県生まれ。立教大学文学部卒業。東京工業大学大学院博士課程修了(価値システム専攻)。1985年「少女のための鏖殺作法」で幻想文学新人賞受賞、96年「語りの事故現場」が群像新人賞評論部門優秀作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

60
「自己ベストセレクション」なだけあって、各作家の一番の得意分野、特長的で先鋭的な作品がずらりと居並んでいる。この作品集を手掛かりとして、ディープな文学世界に足を踏み込んでいただきたい。凄いラインナップだ。2019/12/24

アマニョッキ

49
これは本当に奇跡のアンソロジー。高原英理さんが好きなのもあるけれど、作家さんのラインナップの素晴らしさ!!そのうえ自己ベストセレクションなんてまさに奇跡の書。エイミーの自己ベストが「間食」なのも嬉しかったし(わたしも一番好きかも)、筒井康隆さんの変わらないぶっ飛び感も大好物。そして穂村さんファンは絶対読む価値あると思う「いろいろ」。穂村さんの自己ベストいろいろっすよー、たまらんすよねえきっと。1800円、安い!本当心からおすすめ!2020/02/09

プル

29
著者自身がベストと思う物を集めた作品集。タイトルにあるように深い淵でさまよった感覚でもある。それぞれの個性が強過ぎて、休み休み読むため、時間がかかった。編者の解説にすごく共感・納得しながら締めくくれるのがよかった。2020/02/02

かふ

21
高橋英里は知らなかったんですけど、「現代作家の自己ベスト」という言葉に惹かれて読んでみた。先日亡くなった古井由吉『瓦礫の陰に』が入っていたこともあって。『瓦礫の陰に』は空襲にも関わらず不意に出会った男女がセックスをする。坂口安吾の戦後の小説を思い出させるが、古井由吉『瓦礫の陰に』はその後に現代になって病院に入院している。病室の壁を隔てて声が交差し、過去と現在が混じり合い、文体も登場人物の中であらゆる境界が曖昧になって混じり合う生と死のエロスを描く。ボケ老人の戯言みたいな短編だが古井由吉の真骨頂の作品。2020/03/10

SIGERU

20
心はずむ読書だった。古典を愛し過ぎて、現代文学にはアプリオリに留保をつける癖のある私だが、これは望外の収穫。現代文学の最前線に立つ作家たちの自選によるアンソロジー。その試みは、編者の自負どおり成功している。作品の向こうに、作者の顔が透視できる気さえするのだ。好みでいえば、まずは堀江敏幸と多和田葉子、小川洋子。語りの工夫はそれぞれだが、いずれも逸脱感が心地よい。堀江のスナフキン、多和田のきのこさん、小川のベネディクト。ガジェットの使い方が実に巧みで、気がつくと作者の世界に引き込まれている。2020/11/19

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