出版社内容情報
日本中に激震が走った「老後は2000万円が必要」という金融庁の報告書は、残念なから全くの現実である。
そして若者や現役世代を中心に年金制度そのものに不信感が募っている。
年金の支払額に世代間格差があるのは現前たる事実であり、その財源も20年から30年後には枯渇することが予測されている。賦課方式である現在の年金制度はネズミ講と同じ仕組みであり、若者が高齢者を助けるものだが、少子高齢化により、若者の負担は増えるばかりである。
年金制度の大幅な見直しが求められている。本書はその改革への提言の書である。
[内容と構成]
序:我々は年金を老後資金にできないのか
第一章 年金はいくら貰える
第二章 なぜ年金制度は危機的状況を迎えたのか
第三章 「年金は破綻する」を検証する
第四章 世代間格差を拒絶する厚生労働省
第五章 年金を立て直して豊かな老後を取り戻そう
内容説明
消費税10%でも積立金は大赤字、100年どころか25年も危うい。年金積立金は必ず枯渇する。厚労省の説明は嘘まみれで、ここで変わらなければ、確実に破綻へ。絶対に知っておくべき年金の嘘と本当。
目次
序章 厚生労働省の「不都合な真実」
第1章 年金はいくら貰える―「老後の生活資金2000万円不足問題」と「100年安心プラン」の真相を探る
第2章 なぜ年金制度は危機的状況を迎えたのか―社会保障制度の仕組みを知り、財政の悪化と「国民年金の空洞化」への対策を指摘!
第3章 「年金は破綻する」を検証する―政府のデータから日本の経済状況、深刻化する財政危機の真相を読む
第4章 世代間格差を拒否する厚生労働省―違憲状態にある国の財政、世代間格差を発生させる「60年償還ルール」、社会保障の自己崩壊性に対処するには―
第5章 年金を立て直して豊かな老後を取り戻そう―過去債務を直接削減する政策を考え、老後2000万円不足時代のサバイバル術を提案
著者等紹介
島澤諭[シマサワマナブ]
1970年富山県に生まれる。東京大学経済学部卒業。1994年、経済企画庁(現内閣府)入庁。2001年、内閣府退官。秋田大学教育文化学部准教授等を経て、現在は公益財団法人中部圏社会経済研究所研究部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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