内容説明
盲導犬は、年をとったらどうなるのでしょう?あなたは考えてみたことがありますか?じつは、盲導犬は、だいたい10さいくらいで引退します。では、引退した盲導犬は、だれがめんどうを見て、どんなくらしをしているのでしょう?命あるかぎり、人によりそい、幸せにしてくれる引退犬たち、そして、引退犬とくらす人たちの、ほんとうにあった感動の物語。小学初級・中級から。
目次
1 バルダのパワー
2 グレッグの魔法の力
3 ユキは十八さい
4 お帰り、わたしのパピーたち
5 マキシィへの思い
6 日本サービスドッグ協会
著者等紹介
沢田俊子[サワダトシコ]
京都府生まれ。ノンフィクションから童話まで小学中級向けの作品を中心に幅広く執筆している。日本児童文芸家協会会員。日本ペンクラブ会員
大庭賢哉[オオバケンヤ]
神奈川県に生まれる。児童書のさし絵・漫画・装画などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさうさ
19
10歳ぐらいで引退した盲導犬を引き取り、老後のお世話をした2組の家族の物語。 人間のために一生懸命に仕事をしてくれ、引退後も人間の心を豊かにしてくれるんだね。 彼らが大切な家族として迎え入れられ、残りの時間をゆったり過ごす様子が目に浮かぶ。2019/10/01
喪中の雨巫女。
9
《私-図書館》盲導犬も、年を重ねると引退する。引退した犬たちのことがよくわかる。幸せになれてよかった。2022/01/27
読書国の仮住まい
2
盲導犬はだいたい10歳くらいで引退してしまう。 ではその後は誰が面倒見るのか? そしてどんな暮らしをしているのか? ある程度年齢を重ねているので病気もしやすい。 治療や介護が必要となり、最期まで看取ることになる。 時間、体力、精神、金銭、全ての面において負担がかかる。 しかし実際には引退犬の引き取り順番待ちは半年以上もあるという。 しっかり躾もされているから飼いやすい。 小さい頃を知ることができないことと、一緒にいられる時間が相対的に短くなることは受け入れて。 引退した犬たちが穏やかに暮らせますように🐕2024/12/24
シエロ
1
盲導犬不合格物語の後に読了。 早めに引退させて余生を楽しませたい方、大好きだからなかなか手放せない方。自分の大事な一部となった盲導犬に対する愛情は様々。この二冊を読んで、もし自分だったらパピーウォーカーを育てたいか、引退した盲導犬を引き取りたいかどっちかなと思った。2023/02/14
ゆうぴょん
0
小5娘。盲導犬が引退したあとの物語。引退した犬たちがそれでも人々の心を癒やしていくのが素晴らしいと思う。 最初のいじめられていた女の子を救ってくれた犬の話が親目線としては泣けた…2022/06/19
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