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星海社新書
Keyの軌跡

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065172025
  • NDC分類 589.7
  • Cコード C0276

出版社内容情報

伝説的"泣き"の創造主・Keyの歩みがこの一冊に!
一九九八年の創立以来、コンテンツカルチャーに絶大な熱狂を巻き起こしてきたゲームブランド・Key。本書はKey完全監修のもと、Key作品の軌跡を徹底考察! ビジュアルノベルの可能性を拡張した『Kanon』、麻枝准が独自の幻想を昇華させた『AIR』、ラブストーリーの域を超え“人生”を描破した『CLANNAD』、Keyの諸作品を完璧なまでに映像化した京都アニメーションの功績から、オリジナルアニメ『Angel Beats!』『Charlotte』の挑戦まで、Keyが生み出した数多の“奇跡”を濃密な批評で解き明かします。私たちは、辿り始めるーー九〇年代、ゼロ年代、一〇年代を駆け抜けてきたクリエイターたちが紡いだ、長い、長いKeyの歴史を。

内容説明

伝説的“泣き”の創造主・Keyの歩みがこの一冊に!一九九八年の創立以来、コンテンツカルチャーに絶大な熱狂を巻き起こしてきたゲームブランド・Key。本書はKey完全監修のもと、Key作品の軌跡を徹底考察!ビジュアルノベルの可能性を拡張した『Kanon』、麻枝准が独自の幻想を昇華させた『AIR』、ラブストーリーの域を超え“人生”を描破した『CLANNAD』、Keyの諸作品を完璧なまでに映像化した京都アニメーションの功績から、オリジナルアニメ『Angel Beats!』『Charlotte』の挑戦まで、Keyが生み出した数多の“奇跡”を濃密な批評で解き明かします。私たちは、辿り始める―九〇年代、ゼロ年代、一〇年代を駆け抜けてきたクリエイターたちが紡いだ、長い、長いKeyの歴史を。

目次

第1章 Key前史―『MOON.』と『ONE~輝く季節へ~』をめぐって
第2章 Key始動―『Kanon』という奇跡
第3章 『AIR』―彼女が選んだ幸福の形
第4章 奇跡の価値は―『CLANNAD』、『智代アフター~It’s a Wonderful Life~』
第5章 『リトルバスターズ!』―虚構の楽園とピエロたち
第6章 Keyとアニメーション―京都アニメーションの美学、『Angel Beats!』、『Charlotte』
第7章 『Rewrite』―進化への意志を示すもの
第8章 Keyの音楽―物語と音の結びつき
終章 Keyが目指した場所―「過酷な日々」の果てにあるもの

著者等紹介

坂上秋成[サカガミシュウセイ]
小説家、文芸批評家。1984年生まれ。早稲田大学法学部卒業。文学、ビジュアルノベル、マンガなどをおもな批評のフィールドとする。小説家としては純文学とエンターテインメントを往還しながら執筆をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゼロ

96
KEYが生み出したゲームの解説と考察、麻枝准さんの素晴らしさとアニメ作品について書かれた本。内容としては、各作品のネタバレしか書いてないので、未プレイの人は注意。KEYの歴史を一通り解説していましたが、踏み込んだ内容ではないが、読みやすかった。昔、KEYのゲームをプレイした人にとっては、懐かしむという意味では良い本。これからKEYのゲームをしたい人は、本書を読まずにゲームをしてください。良くも悪くもビジュアルノベルであるからこそ、感動し、心打たれ、想うことができたが、文章だけでは陳腐な感じがしました。2020/02/07

いりあ

13
「TYPE-MOONの軌跡」の坂上秋成氏の新刊です。本作ではKeyの歴史を、設立メンバーの1人「麻枝准」を中心に、まさに前夜と言えるTacticsの「ONE〜輝く季節へ〜」から始まり、作品順に振り返っています。初めてプレイしたエロゲが「Kanon」なので、色々な意味で感慨深かったです。あらすじを読んでいるだけで脳内で補完されて泣きそうになります。当時のネット掲示板は鍵の考察を色々な人が書いていたなと思い出しました。監修をKeyがしているのでほぼ公式本ですね。2019/12/20

ほうすう

12
Keyの諸作品について歴史をたどりながら個々の作品についての考察も進めていくというもの。作者のKey作品に対する愛があふれており、Keyの作品、そしれ歴史について初めて知ることも多く興味深い内容であった。 一方で個々の作品の考察については必ずしもすべてに納得できたわけではない。うまく言語化できずにもどかしいのだがこの著者の意見と自分の意見では多少解釈が分かれるようだ。ただこういった考え方もあるのかということを知る意味では大変面白かった。2019/12/06

えすてい

11
Keyの諸作品を歴史的な視点からテキスト分析し、京アニでアニメ化された作品も含めて、麻枝准という「天才」を、「ゲーム作家」ではなくシナリオライターという視点、なおかつ作品をエロゲ―ではなくビジュアルノベルという言葉と使って考察していく。麻枝准の書く作品には「奇跡」が起こるが、それは魔法ではなく耐え難い苦痛を乗り越えた先に自分の目の前に手にする人生や幸福が「奇跡」なのだ。また音楽との密接な関係性も必須の要素でありそれはゲーム音楽とでは片づけられない。新海誠作品のKey作品との関連性も随所で述べられる。2019/11/29

椎名

8
ネタバレ有りで作品について語っているため未プレイ者には非推奨。例に漏れずkanonから美少女ゲームの世界に入ったので、非常に懐かしく思い出しながら改めて作品について考えることのできる一冊になっていたのは良かった。また個人的な好みとしてシナリオライターに着目していなかったときから久弥氏の手掛けていたルートが好きだったのだが、その理由として田中ロミオ氏と同様に、奇跡を描く麻枝氏とは違い奇跡のない現実的な人間の生き様を描いているという点が上げられるのかもしれないなと思ったりもした。2020/02/13

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