内容説明
凶悪犯罪者の脳を調べるために設立された脳科学医療刑務所。厳戒態勢の所内は、殺人事件をきっかけにコントロール不能に。収監者を率い脱獄を試みるのは、美貌の天才犯罪者。迎え撃つのは、“警察官五人殺し”の「闇探偵」月澤凌士と刑事の百成完。閉鎖空間で繰り広げられる異能の囚人たちとのデスゲーム。その中で月澤の絶望的な過去と黒幕の存在が明らかになっていく…。
著者等紹介
小島正樹[コジママサキ]
埼玉県生まれ。2005年、島田荘司氏との共著作『天に還る舟』を上梓。2008年、『十三回忌』で単独デビューを果たす。2015年、『扼殺のロンド』で第6回「エキナカ書店大賞」を受賞。スケールの大きなトリックと、どんでん返しを得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
71
月澤の過去の事件が前半、月澤・百成VS囚人が後半。月澤の過去の事件がようやくわかって、そこが一番よかった。2019/10/09
papako
64
シリーズ完結!抜きつ抜かれつ策略合戦。でも、わかりづらいし駆け足だしちょっともったいない。早坂と景嶋がくそでしたね。月澤の復讐心は当然だ。後にの殺人犯たち、それぞれの物語が語られるけど、所詮雑魚キャラでした。コンパクトに終わった物語でしたが、詰め込みすぎで、ほかの作品のようなやりすぎがなくて、ちょっと残念かな。面白くないわけではないけれど、やっぱり海老原のような感じを期待しちゃいます。2020/06/13
momi
42
このシリーズだんだんとじわじわと効いてくる面白さがありました!第三弾は全てが明らかになります!!彼は何故…一夜にして警察官五人を殺したのか!?綿密な計画と準備…。彼が絞首台に立った時全てが終わり…この事件は解決するのか!?月澤の過去と黒幕の存在…。異常設定の中での犯罪者たちの対決がなかなかハラハラさせられます。この完結編が著者らしい強引さが感じられて一番楽しめました。2019/11/08
hnzwd
27
シリーズ第三弾。完結編。過去の因縁とかもう、何もかもきっちりやりきった感じ。ですが、やりすぎコージーとまで言われた作家の作品とは思えなかった。。次あたりでまたもりもりのをお願いしますー2019/10/03
あっちゃん
24
いきなり月澤さんの過去話から、コレがまた惹かれる話で余計に感情移入しちゃう(笑)総当たり戦の様相を見せるけど、敵さん達、纏めてかかった方が良かったのでは?最後は希望が見える感じで良かった( ̄▽ ̄)2019/09/06