内容説明
南流仏教入門書ついに成る!!私の考える仏教。
目次
入り口はどこか
第1部 思想篇(ゴータマ・ブッダ;苦、無常、無我;縁起と因果;空と縁起;無記と中道;輪廻と業;悟りと涅槃)
第2部 実践篇(出家と戒律;坐禅と基本的修行;途上にある者)
著者等紹介
南直哉[ミナミジキサイ]
禅僧。青森県恐山菩提寺院代(住職代理)、福井県霊泉寺住職。1958年長野県生まれ。84年、出家得度。曹洞宗・永平寺で約二〇年修行生活をおくり、05年より恐山へ。『超越と実存』(新潮社)で第一七回小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西
24
かなり砕いて書いてくれていると思うけど、どこまで理解できたかは自信がない。著者の南さんは宗教家というよりは哲学者なのかなとも思う。生きていく上で必要な考え方として仏教があるというか、仏教の考え方、哲学的な部分が生きていくヒントになるというか、うまく活用できればと思う。今の自分にはなかなか難しかった2019/10/10
ねこさん
19
この本を本当に入門書として読んだとしたら、どんな印象を持ったかわからない。そう考えると、仏教は自らの抱えている問題の得体の知れなさを、自ら経験できるまで取り組まざるを得ないという、切実な使命感に似た動機が生まれること、つまり発心ありきなのだと思う。冬の永平寺に入門する雲水の番組内で応える若い南直哉さんがニコ動にあったが、型に嵌らないものも型に嵌め、そぎ落とした自我の先に残るものがあるというようなことを言っていた。世襲で始めるような需要ありきの仏教もあるだろうが、その先を見なければ済まないかどうか、妙味だ。2022/04/21
akihiko810/アカウント移行中
14
図書館本。南流仏教入門本。印象度B 「裏口入門ならぬ南口入門」と本人も言っているとはいえ、これを「入門」などとタイトルをつけてしまう編集者のセンスを疑う。なんせ「言語が実存を決定づける」と南しか説いてない言説を「入門」などと言ってしまってはいけないだろう。あくまでも「南口」でしかないはずなのに。内容は南が他の本で断片的に語っていることを総論としてまとめたような話。面白い、というよりただただ難しく入門にはまったく適していないのではないだろうか。そして南の言いたいことは、仏教とは元来(続く2020/01/22
さっちも
14
ドンドン新たに知識を仕入れるより、自分にとっての仏教や哲学をより醸成させるには、この本をよく理解して実践することかなと思いました。2019/07/23
黒猫
12
難しすぎる。いくらなんでもこれを仏教入門として出版するのは良くない。著者も意図的に簡単なことを難しく言おうとしている。良くない。これを最初に呼んでしまったら、仏教は難しいと錯覚するだろう。BOOKOFF行き確定。もっとシンプルな仏教の本を探してみたい。2021/08/28