講談社文庫<br> 福袋

個数:
電子版価格
¥858
  • 電書あり

講談社文庫
福袋

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年04月17日 01時46分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065163252
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

第11回舟橋聖一文学賞受賞作! 江戸庶民の生き生きとした暮らしを綴る、著者初の短編集。

内容説明

職人が寄席看板の名手となるまでを、愛用する“筆”が語る「ぞっこん」。湯屋の仕事が好きでたまらない少女の明け暮れを描いた「晴れ湯」。並外れた大食漢ゆえに離縁された女が、大喰い大会で大活躍する「福袋」。ほか、傑作ぞろいの短編集。どれを読んでも、泣ける、笑える、人が好きになる!舟橋聖一文学賞受賞作。

著者等紹介

朝井まかて[アサイマカテ]
1959年、大阪府生まれ。甲南女子大学文学部卒業。2008年、第3回小説現代長編新人賞奨励賞を『実さえ花さえ』(のちに『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』に改題)で受賞してデビュー。’13年に『恋歌』で第3回本屋が選ぶ時代小説大賞、’14年に同書で第150回直木賞、『阿蘭陀西鶴』で第31回織田作之助賞、’15年に『すかたん』で第3回大阪ほんま本大賞、’16年に『眩』で第22回中山義秀文学賞、’17年に『福袋』で第11回舟橋聖一文学賞、’18年に『雲上雲下』で第13回中央公論文芸賞、’19年に『悪玉伝』で第22回司馬遼太郎賞、同年、大阪文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

108
8話からなる短編集。表題作は「福袋」でしたが、福の本だった。短編でありながら全て惹き付け読ませる筆力に感服です。かなり得した読後感。江戸の生活感が目に浮かんでくるし、人情・思惑が錯綜する。「莫連あやめ」と怪的な「ぞっこん」が特に好みだった。2019/12/21

ふじさん

107
舟橋聖一文学賞受賞作。朝井まかて初の短編集。表題作「福袋」は、並外れた大食漢のために離縁されたお壱与が、大食い大会で活躍する姿を描いた作品。「ぞっこん」は、寄席看板の名手となるまでを愛用する筆の語りで描いた作品。「莫連あやめ」は、古着屋の娘・あやめが、莫連流の生き方を通して自己を掴む姿を描いた作品。「暮れ花火」は、女枕絵師の現在・過去を巧みに描いた作品。「ひってん」は、ある貰い物から二人の人生の分岐を描いた作品等。愛すべき江戸の市井の人々の悲哀交々を朝井まけてのべらんめいの語りで読ませる。やはり面白い。2023/01/03

じいじ

106
いいですねぇ! めっちゃ面白いです。時代小説では宇江佐さんが描く江戸市井モノも大好きですが、ひと味違う趣で粋で艶っぽく堪らなく好きです。8篇どれも名品。表題作【福袋】は、新年初笑いに相応しい腹を抱える逸品。また、湯屋の仕事が大好きな健気な少女を描いた【晴れ湯】も良かった。個人的お気に入りは【暮れ花火】です。主人公女絵師のおようが、夜空に咲く花火に映し出される草むらの男女のまぐわいを描いた枕絵にしたためた女の情念に魅かれます。早くも今年度のベスト3に入れたい一冊です。2020/01/20

佐島楓

73
粋を愛し野暮を嫌う江戸の町人、悲喜こもごも。読んだらなぜか、元気が湧いてくる。表題作も痛快だが、若い人には「莫連あやめ」かな。これ以上ないほど痛快。昔の世から女性は強かったのだ。2019/07/22

ひさか

61
小説現代2011年1月号:暮れ花火、5月号:莫連あやめ、2013年5月:ぞっこん、2016年1月号:千両役者、2月号:福袋、3月号:ひってん、4月号:晴れ湯、10月号:後の祭、の8つの短編に加筆修正して、2017年6月講談社より刊行。2019年7月講談社文庫化。市井ものだが、ちょっと訳ありで、普通にはお目にかかれないようなところをテーマにしていて、興味がひかれるかどうか難しいところ。福袋は、大食いの女性をうまく描いてあり面白い。晴れ湯は10才のお晴が、けなげで、かわいい。2020/11/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13964415
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。