出版社内容情報
なぜ、明智光秀は、あのとき、織田信長を討ったのか――古来より数えきれぬほど繰り返し問われてきたこの問いに、本流の歴史学的思考が真っ向から取り組んだ画期的論考が、最新の研究を反映する大幅増補をくわえて文庫化。
信長は何と戦い、何に負けたのか。この日本史上最大の政変の核心を衝く試みは、"戦国時代とは/室町幕府とは/日本の中世・近世とは/何か"という根本的な問いへと至る。
本格的歴史学研究でありながら、歴史小説・大河ドラマファンも楽しめる、驚きと発見に満ちた知的挑戦!
内容説明
なぜ信長は天下統一を目前にして、明智光秀に討たれたのか?この日本史上最大級の問いに、歴史研究者が真っ向から取り組んだ画期的論考!信長は何と戦い、何に負けたのか。歴史を転換させた政変の核心を衝く試みは、戦国時代とは、室町幕府とは、中世・近世とは何かという、根源的な問いへと至る。全歴史ファンにおくる、驚きと発見に満ちた探究!
目次
第1章 明智光秀が背いた原因はなにか?(足利義昭―将軍をめざす;明智光秀―栄達から危機へ;織田信長―「国王にして内裏」;政変への道)
第2章 画策する足利義昭(「西国公方」義昭;政変迫る;政変断行)
第3章 「秀吉神話」を解く(備中高松城の水攻め;「奇跡」の中国大返し;山崎の戦い;信長を継ぐ者は誰か)
補章 「本能寺の変」研究の現在(北国情勢と光秀与同勢力;政権を揺さぶる派閥抗争;光秀の政権構想)
著者等紹介
藤田達生[フジタタツオ]
1958年、愛媛県生まれ。神戸大学大学院博士課程修了。学術博士。現在、三重大学教育学部・大学院地域イノベーション学研究科教授。専攻は、日本近世国家成立史の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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