内容説明
200X年、歴史の曲がり角。「火男」と共に長崎、そしてローマにて原爆と殉教について学ぶヒカルは、やがて400年の時空を超え、壮大な物語の世界に飛び込む。地下道に現れたのは、爆発直前の原爆を見た少年だった。脳血管外科の世界的名医が描く「ビルドゥングス・ロマン」、激動の下巻。
著者等紹介
後藤勝彌[ゴトウカツヤ]
1941年長崎生まれ。脳神経センター大田記念病院(広島県福山市)名誉院長。九州大学医学部卒業。九州厚生年金病院神経内科医長、秋田大学医学部放射線科講師、秋田県立脳血管研究センター主任研究員、福岡大学医学部放射線科助教授、麻生飯塚病院脳血管内外科部長兼脳神経病センター長、脳神経センター大田記念病院院長、九州大学医学部脳神経外科非常勤講師、北海道大学医学部脳神経外科客員教授、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)放射線科客員教授を歴任。世界脳血管内治療学会副会長、日本脳神経血管内治療学会会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keith
20
原爆の被害にあった少年の話かなと思ってましたがそうではなかった。現代を舞台に脳の血管病を患った少年と老医師が主に長崎においてキリスト教の殉教者と原爆に思いを馳せる話。小説、いわゆる物語としての面白さというのは感じられませんが、作者の怒りや主張はよく理解できました。2020/03/14
Book Lover Mr.Garakuta
7
図書館本。再読。平和な世界が広がりますように。2019/12/15
Book Lover Mr.Garakuta
7
虚しさと切なさとが入り混じる本だった。学生さんの夏の課題図書には良いかもと思う。2019/10/20
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