出版社内容情報
百舌鳥・古市古墳群を代表に日本が世界に誇る文化遺産、古墳の謎と魅力を考古学の知識とともに解説・紹介する入門編にして深い1冊
内容説明
日本列島に築かれた古墳の数は15万基以上。当時の人々にとって古墳造りはとても身近な作業だったことがわかります。本書では、その誕生から衰退の謎を考古学から解き明かし日本の社会の成り立ち、日本の国づくりの変遷を見ていきます。また、古墳の誕生から1000年以上、日本人が古墳をどうとらえてきたのかも時代別に解説。構造の移り変わり、副葬品の流行、発掘の仕方、考古学的に見るべき鑑賞ポイントなども豊富な資料とともに紹介した、読み応え十分の一冊です。
目次
古墳の誕生から衰退まで(古墳はあなたのすぐそばに;いつ、どのように現れたのか ほか)
歴史の中の古墳―古墳と日本人(日本人が古墳をどうとらえてきたか)
古墳の構造―墳丘編(古墳の見つけ方;周堤と堀 ほか)
古墳の構造―埋葬施設編(竪穴式石室;いろいろな棺 ほか)
話題の古墳へ行ってみよう(主は女性か男性か? 大安場1号墳(福島県郡山市)
古墳と文字記録はどこまで照合できるか? 埼玉古墳群(埼玉県行田市) ほか)
著者等紹介
松木武彦[マツギタケヒコ]
1961年愛媛県生まれ。国立歴史民俗博物館教授。日本考古学専攻。大阪大学大学院文学研究科博士課程(考古学)。岡山大学文学部教授を経て、2014年から現職。古墳時代を、国家形成理論、進化・認知科学、人口および古気候の復元などをもとに、人類史の中に位置づける試みを進めている。『旧石器・縄文・弥生・古墳時代 列島創世記(全集日本の歴史1)』(小学館)で、2008年度サントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鯖
てん06
月をみるもの
やま
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