出版社内容情報
反骨の詩人・金子光晴と妻・森三千代、息子・森乾が家族のためにつくった私家版戦中詩集。家族愛、戦争への嫌悪を詩に昇華した保存版
内容説明
一九四四年十二月、妻で作家・詩人の森三千代(チャコ)、息子の乾(ボコ)を連れ、光晴は山中湖畔へ疎開する。二〇〇六年、古書市で偶然発見された本詩集は、この疎開中、家族のために光晴が三人の詩を集め、手書きでノートへ綴った私家版詩集だと推測される。戦争への嫌悪と家族への限りない愛情をうたい、大きな人間愛へまで広がっていく、胸を打つ愛の詩集。
目次
詩集「三人」
詩集「続三人」
ボコに与へる詩、その他のふるい詩篇
著者等紹介
金子光晴[カネコミツハル]
1895・12・25~1975・6・30。詩人。早稲田大学、慶応大学、東京美術学校中退
森三千代[モリミチヨ]
1901・4・19~1977・6・29。詩人・作家。金子光晴の妻
森乾[モリケン]
1925・3・1~2000・5・30。フランス文学者、翻訳家。早稲田大学名誉教授。金子光晴と森三千代の子(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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