葉っぱはなぜこんな形なのか?―植物の生きる戦略と森の生態系を考える

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葉っぱはなぜこんな形なのか?―植物の生きる戦略と森の生態系を考える

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065156698
  • NDC分類 471.7
  • Cコード C0045

内容説明

なぜモミジの葉には切れ込みがあるのか?葉に群がるアリは敵か味方か?なぜシカは増え、クマは殺されるのか?子どもに聞かれても、もう困らない!自然界の身近な謎を丁寧に解き明かす。人気の樹木図鑑作家による、初めてのエッセイ集。当たる!ネタに使える!葉っぱと花の心理テストつき。

目次

第1章 樹木図鑑を作るわけ(葉っぱスキャンの発見;僕の樹木独学スタイル ほか)
第2章 葉の形の意味を考える(ギザギザのある葉とない葉;切れ込みのある葉とない葉 ほか)
第3章 植物と動物の絶妙な関係(沖縄の木にぶら下がる“危”ない板;クマのいる森 ほか)
第4章 人間は自然の中か外か(植物は人間を意識しているか;自然は保護するものか ほか)

著者等紹介

林将之[ハヤシマサユキ]
樹木図鑑作家、編集デザイナー、ライター。1976年、山口県生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、出版社勤務を経て2002年に独立。初心者にも分かりやすく木や自然を伝えることをテーマに、樹木図鑑をはじめとした書籍や雑誌の執筆・DTPデザイン・編集を手掛けるほか、植物調査・研究などを行っている。葉をスキャナで直接取り込む撮影法を独自に確立し、今までに全国の森で10万枚以上の葉を収集しスキャンしている。樹木鑑定サイト「このきなんのき」主宰。2018年より、ニッセイ緑の財団の「森林を愛する人づくり事業」に協力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

201
著者は研究者では無いのですが、好きを拗らせて本書その他を上梓したり、ウェブサイトを運営したりと素晴らしい。タイトルが真に普段気になっている疑問そのもので、儂の為に書いてくれたんやろか?とね。研究者では無いので、査読や反証に耐えて無い一個人の考えではあるのですが、とっても刺激的でした。知見も参考になり過ぎる。樹木専門で、草花にはあまり触れられて居ないのは少し残念。例えば、一年草と多年草の生存戦略の違いだけでも、それをおかずに丼ご飯頂けますのに。後半サブタイトルの内容も熱いけど、そこは別の機会が有ればかな。2021/09/11

アナクマ

43
観察して仮説を立てて証拠を集める。著者が採取してスキャンした10万枚のデータベースを元にして講じるので、フィールド実習を受けているかのように生き生きと読めます。◉ 2章-葉の形の意味。自然は、混沌とした無秩序の代名詞のようでいて実はロジックのかたまりで、色にも形にも理由がある(それなりの理由を付けられる)。日陰の葉が大きめなのはたくさんの光が欲しいからだし、どの子にもそれなりの戦略があって生き延びてきた。「大きいことや整っていることだけが優れているのではなく、どんな形にも役割があるのだ」◉また読みます。2020/11/20

HMax

37
葉っぱはなぜこんな形なのか?著者のフィールドワークの結果から導きだされた結論が書かれていますが、科学的に正しいかどうかは分からないそうです。そうは言っても、10万枚以上の検体と徹底したフィールドワークの結果です。それにしても葉っぱの縁にギザギザがあるのがどれだけあるのか(全縁率)で年平均気温が分かるというのは驚き!鹿、猪、猿、等の獣害対策と、日本の生態系回復のために、狼を再導入する案に大賛成。特に狼に近い遺伝子を持つ犬種の第一位が柴犬ということで、可愛い狼が導入されれば反対する人は減るのでは? 2021/08/22

ゆぎ🖼️

25
著者の生い立ちが自然の中で遊びを通して食物連鎖を学び、文字が嫌いだけど図鑑や写真イラストに興味があったこと。パソコンに画像取り込むスキャナーにはまって植物を取り込んだところ、葉や茎から蜜腺があることを見つける。そこに集まる蟻や虫が樹木を害虫から守ったり、樹木が蟻を住まわせる穴みたいなのを形成したりと動植物と自然の共生や生態系の論述が専門的ながらも面白いかった。2020/09/26

kirinsantoasobo

23
図書館本。はじめに、わかりやすい樹木の図鑑を完成するまでのいきさつが紹介されているのが面白かったです。何事も時間がかかるものなのですね。次の章では、葉っぱの形や大きさにはそれぞれ意味があること、森の木々も種類によって役割を成していること、植物と動物の関わりの重要性などを実体験や日本の現状などと合わせてわかりやすく説明してくれています。特にクマ被害では「自然環境の再生」と「クマへの社会的な理解」、「食料・木材の自給率大幅アップ」が鍵だという言葉に共感しました。生き物が程よく存在する大切さに気付かされます。2024/04/18

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