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内容説明
日本推理作家協会賞短編部門受賞作澤村伊智「学校は死の匂い」も収録!プロの読み手たちを唸らせた、選ばれし至高の短編9本が集結。初心者も愛好家も必読必携な永久保存版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
machi☺︎︎゛
108
澤村伊智さん、芦沢央さん、有栖川有栖さん、逸木裕さん、宇佐美まことさん、大倉崇裕さん、佐藤究さん、曽根圭介さん、長岡弘樹さんの短編9本。初めての作家さんもいてミステリーだけど楽しく読めた。知っている作家さんは安定の面白さ、澤村伊智さん初めてだったけど、他の作品も読んでみたい。2019/09/16
buchipanda3
86
日本推理作家協会によるミステリ短編選集。つい手に取りたくなる作家陣で、ベテランから新進まで同じミステリでも雰囲気の違う作風を持つ作家さんらの作品を楽しめた(年々、収録数が減っているのは気になるけど)。好みのが多かったが特に印象に残ったのは曽根さん、逸木さん、佐藤さん、宇佐美さんの作品。曽根さんは初読みの作家さんで飄々とした怪しげな感じが良さげで他の作品も読んでみたいと思った。逸木さんと佐藤さんは既刊作同様に風変わりな味わいが好み。澤村さんは学校の怪談にビビるがミステリ色が強かったので無事楽しめた。2019/08/18
Ikutan
70
「ようこそ、日本最高水準のミステリーの世界へ」いやぁ、この表紙の言葉を裏切りませんね。どの作品も完成度が高くて面白かった。ホラーを融合した澤村さん。ごまかしからどつぼに嵌まっていくのは芦沢さん。パッチワークの様に繋ぎ合わせて物語が完成する宇佐美さん。緻密に計算された長岡さん。それぞれの個性が出ていて楽しい。そして、意表を突いた結末にえっ!?えーっ!?と。特に曽根さんの『母の務め』はすっかり騙されたよ。どの作品も、捻りの効いた展開で大満足。ただね、表紙の青地にピンクは目がチラチラするのでやめて欲しい。2019/08/29
さっちゃん
63
「ようこそ、日本最高水準のミステリーの世界へ」なんて気になる煽り文句が目に留まり、いそいそと手に取った。 既読作品もあったし、全体的にミステリー色は強くないけれど、澤村さんは相変わらず一番怖いのは人間だったし、一致団結大好き教師に吐き気がした。 宇佐美さんで四方八方から一点に集約する美しさに感心し、有栖川さんの濱地健三郎と久しぶりの再会に歓喜し、曽根さんには気持ちよく騙された。 逸木さんは初読みだったけど、他の作品も読んでみたい。結論としては、どれも面白くてお得なアンソロジーだった!2019/09/25
さっこ
57
錚々たる顔ぶれの作家さん方の短編集。日本作家推理協会が選んだということで、どの作品も安定して面白かった。ハズレ無しでした。有栖川さんは「濱地探偵」で結末は良かった安心しました。曽根さんの「母の務め」が一番印象に残って面白かったです。2020/03/07