出版社内容情報
頻発する不祥事に対応するため、警察トップが採用したのはアメリカから来た「リスクヘッジ社」だった。──ニューウェーブ警察小説!
内容説明
警察組織を監視するはずの監察官がコンパニオンを揚げての不祥事を起こす。警察トップは対策に、アメリカ諜報企業・リスクヘッジ社を、組織全体を監視する第三者機関として採用。警察内部の不正を先に発見するのは!諜報企業vs.監察官のバトル―単行本『もみ消しはスピーティーに』改題のニューウェーブ警察小説!
著者等紹介
石川智健[イシカワトモタケ]
1985年神奈川県生まれ。25歳のときに書いた『グレイメン』で2011年に国際的小説アワードの「ゴールデン・エレファント賞」第2回大賞を受賞。2012年に同作品が日米韓で刊行となり、26歳で作家デビューを果たす。現在は医療系企業に勤めながら、執筆活動に励む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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み
23
タイトル読みした作品、初読みの作家さんかな?何となく読了(^^;2021/12/04
オオイ
5
警察内部の監察官と外部の第三者機関の争い、どっちもどっちもの悪人。2021/04/03
シアン
5
警察小説というよりは、なんでもありのスパイ小説のようだった。監察官を監督する第三者機関と監察官、どちらが先に不祥事の証拠を押さえるか。ストーリーはなかなか面白かったけれど、どちらかというと監察官寄りの目線で読んでいたので、なんかモヤモヤする。2019/08/21
kousei
3
警察内部組織の不正を取り締まる監査官とその不祥事自体をもみ消すために契約をした米国系民間会社との戦い。不正を明らかにするかもみ消すか丁々発止で新しい感覚だが大きな盛り上がりは見せず淡々と読了。2023/12/28
忍者千乗りの門戸開放
3
うーん…着想は面白そうだったので読み進めていきましたが…という感じ。 読みやすいのでサクサク読めます。 ただ、最終的に腑に落ちない点が結構残りました。 結果的に誰が勝ったのか? なんかモヤモヤが残ってしまったのは自分だけでしょうか? 最後の商店街のくだりもいるかなぁ… けれどもまた石川作品、読んでみようと思います。 ありがとうございました!2020/06/16