内容説明
プロほど保険に入らない。人生100年時代に保障は必ず陳腐化する!保険料の3割が事業経費に消えていく!?「安く」「短く」「少なく」そして保険より資産形成を。長寿時代の新常識!
目次
序章 その保険、本当に頼りになるの?
第1章 最強の保険は健康保険
第2章 がん保険の「ストーリー」にだまされるな
第3章 介護保険に勝る現実的方策
第4章 貯蓄・運用目的の保険はいらない
第5章 結局、「保険」をどうすればいいの?
終章 保険はあなたの人生を保障してはくれない
著者等紹介
後田亨[ウシロダトオル]
オフィスバトン「保険相談室」代表。1959年生まれ。長崎大学経済学部卒業。アパレルメカー勤務を経て日本生命に転職、営業職を約10年務める。その後、複数社の保険を扱う代理店に移る。2012年、独立
永田宏[ナガタヒロシ]
1959年、東京都に生まれる。長浜バイオ大学メディカルバイオサイエンス学科教授・学科長。1985年、筑波大学理工学研究科修士課程修了(理学修士)。オリンパス光学工業株式会社(現・オリンパス株式会社)、株式会社KDDI研究所、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授などを経て、2009年より現職。専門は医療情報学・医療経済学。2005年、東京医科歯科大学から博士(医学)を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
134
まあまあ。定期的に刊行される「保険はいらない」系の本。日本生命から保険代理店勤務などを経験した結論として、普通の人が入るべき保険は限りなくゼロに近いことをアレコレ説明する一冊です。人生100年時代になり、60歳になっても70歳になっても元気に働くことができてしまいそうな現代の日本社会において、「なんとなく不安だから」という理由で医療保険やがん保険に入ることの無意味さについて痛烈に述べられている。個人的にはまったくいらないとは思わないけど、「保険で貯蓄」はあり得ないというところは共感。2020/10/19
きみたけ
70
生保の営業を10年勤めた著者。営業マンと顧客の利益相反を問題視し独立、独自の視点から情報発信を続けています。様々な保険が溢れるなか、老後の病気などには「健康保険」が一番と断言。がん保険についても、医療技術の進歩により思っている以上に費用はかからない、がん保険のCMは脅し過ぎと説きます。保険の見直しポイントは次の四点。1緊急性(明日にでも不測の事態が起こる)2重大性(自身で用意できない金額が必要)3経済合理性(安い保険料で大きな保障)4不確実性(契約内容が時代の変化に合わなくなる)また、確定拠出年金も有効。2021/07/03
レモン
39
『お金の大学』を読んでいたのでほとんどの保険が必要ないことは知っていたが、さらに深く解説してくれている。がん保険や介護保険などが必要になる人の割合等も掲載され、わかりやすく説明されているので、不安が強く月々の保険料の支払いが多い人向け。私も個人年金契約しているので、わが家の保険もそろそろ見直さなければ。2024/01/09
Comit
38
同僚からの借本~『プロほど保険に入らない』元保険屋さんが綴る保険屋さんが教えてくれない生命保険のお話。民間の医療保険は不要。老後の備えに保険を使うのは元本割れしていても直ぐにやめるべき。本当に検討すべきは現役世代の死亡と、現役世代の就労不能時を支える保険。目からウロコの連続😳( ´-` ).。oOうち、全部ダメな例で挙げられてる保険やん💦鵜呑みにはできませんが、とてもわかりやすく説得力があります。保険よりも資産形成をしていかなければいけないのは理解できますし、家族で話し合って変えていかないと…2023/08/02
デビっちん
28
保険は不安産業。保険は稀に起こる再起不能な事故にのみ有効であって、本書を読めばそれ以外の対象はムダとわかります。一生涯の保証、介護保険、貯蓄型保険、一刀両断でした。自分もよく考えずに終身保険に加入しちゃってるので、さっさと解約するか払済を検討します。保険は保険、投資は投資としっかり切り分けが大切ですね。2019/11/12