講談社学術文庫<br> 名字の歴史学

個数:
電子版価格
¥935
  • 電書あり

講談社学術文庫
名字の歴史学

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月26日 06時02分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 200p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065152874
  • NDC分類 288.1
  • Cコード C0121

出版社内容情報



奥富 敬之[オクトミ タカユキ]
著・文・その他

内容説明

古代においては天皇より、地名や職能、序列などを表すための姓が与えられた。明治新政府は徴税や徴兵の必要から戸籍制度を整えるべく、全国民に名字の名乗りを義務づけた。地名、階層、職制、家系など多岐にわたる要素を組み込み、それぞれが確かに何かを表現する名字。成り立ちと変遷をたどる詳細かつ壮大な考察で、側面から日本の歴史を通観する。

目次

第1章 姓名は、天皇から賜わるもの(氏族をたばねた氏姓制度;天皇の権威を高めた賜姓;戸籍を軸にした律令体制;財政難が招いた臣籍降下;源平藤橘の意味)
第2章 名字は自分から名乗るもの(史料で見る名字と苗字;公家の名字、武家の名字;惣領家の名字、庶子家の名字;頼朝による源姓の独占)
第3章 姓名と名字の存続を決めるもの(賜姓によって行われる改姓;ときの権力によって左右される名字の存続;庶民が名字を名乗らなかった理由)
第4章 実名の変遷(さまざまな実名;一族の絆を深める系字と通字;天皇の実名は使えない;一般庶民の名前)

著者等紹介

奥富敬之[オクトミタカユキ]
1936年東京生まれ。早稲田大学大学院国史学科博士課程修了。専門は日本中世史。日本医科大学名誉教授。著書多数。2008年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

11
「日本人なら誰でも持っているもの」名字の歴史の基本書である。今や「庶民は名字がない」と言うのは死んだ常識であるが、では、何故庶民は名字が名乗れなくなったのかと言うのは、意外と答えにくい問である。中世に庶民上層が武士と庶民に分化する際、土地を持たぬ者は名田を持たぬ故に名字を名乗る資格が無い。と、自粛の結果であると考えている。何とも日本的な理由であるなあと思う。夫婦別姓について考えるなら、まずはここをきちんと抑えて置く必要があると思わせる、そんな本である。2019/04/21

phmchb

7
「はじめに」で江戸時代の庶民が苗字を持たなかったという「常識」に一石を投じた洞富雄氏の論文『江戸時代の一般庶民は果して苗字を持たなかったか』の存在を知る。そこで洞氏のwikiを見てみたら本論文に関する記述が無く、しかも彼が南京大虐殺肯定派というある意味驚愕の事実が判明した。本文は一族を示す氏・姓・名字・苗字の歴史的変遷を辿る。実に興味深い内容である。2019/07/12

れい

1
名字が一般的になった理由として武士がその領地を自身のものであるということを示すためにその地名を自らの名字にしたという経緯を知れた2021/12/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13597587
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。