掌篇歳時記 春夏

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掌篇歳時記 春夏

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  • サイズ 46判/ページ数 182p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065151792
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

内容説明

麋角解、東風解凍、桃始笑―あまりにも美しい、四季を彩る“季節の名前”。古来伝わる「二十四節気七十二候」に導かれ、手練れの十二人がつむぐ匂やかな小説集。

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年徳島県生まれ。1957年に「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる(旧名晴美)。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、2011年『風景』で泉鏡花文学賞、2018年朝日賞を受賞。2006年文化勲章受章

絲山秋子[イトヤマアキコ]
1966年東京都生まれ。2003年「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞を受賞しデビュー。2004年「袋小路の男」で川端康成文学賞、2005年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、2006年「沖で待つ」で芥川賞、2016年『薄情』で谷崎潤一郎賞を受賞

伊坂幸太郎[イサカコウタロウ]
1971年千葉県生まれ。2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞、同年「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2008年『ゴールデンスランバー』で本屋大賞と山本周五郎賞を受賞

花村萬月[ハナムラマンゲツ]
1955年東京都生まれ。1989年『ゴッド・ブレイス物語』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。1998年『皆月』で吉川英治文学新人賞、同年『ゲルマニウムの夜』で芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で柴田錬三郎賞を受賞

村田沙耶香[ムラタサヤカ]
1979年千葉県生まれ。2003年「授乳」で群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島由紀夫賞、2016年『コンビニ人間』で芥川賞を受賞

津村節子[ツムラセツコ]
1928年福井県生まれ。1964年「さい果て」で新潮社同人雑誌賞、1965年「玩具」で芥川賞、1990年『流星雨』で女流文学賞、1998年『智恵子飛ぶ』で芸術選奨文部大臣賞、2011年「異郷」で川端康成文学賞、同年『紅梅』で菊池寛賞を受賞

村田喜代子[ムラタキヨコ]
1945年福岡県生まれ。1987年「鍋の中」で芥川賞、1990年『白い山』で女流文学賞、1997年『蟹女』で紫式部文学賞、1998年「望潮」で川端康成文学賞、2010年『故郷のわが家』で野間文芸賞賞、2014年『ゆうじょこう』で読売文学賞を受賞

滝口悠生[タキグチユウショウ]
1982年東京生まれ。2011年「楽器」で新潮新人賞を受賞しデビュー、2015年『愛と人生』で野間文芸新人賞、2016年「死んでいない者」で芥川賞を受賞

橋本治[ハシモトオサム]
1948年県東京生まれ。2002年『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、2005年『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、2018年『草薙の剣』で野間文芸賞を受賞。2019年死去

長嶋有[ナガシマユウ]
1972年生まれ。2001年「サイドカ―に犬」で文學界新人賞を受賞しデビュー。2002年「猛スピードで母は」で芥川賞、2007年『夕子ちゃんの近道』で大江健三郎賞、2016年『三の隣は五号室』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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しゃが

56
近頃、懐かしく見聞きするようになった美しく、四季を感じる七十二候をテーマに春夏を紡がれた掌に収まるような十二篇の短い物語。瀬戸内寂聴「麋角解」からはじまり、絲山秋子、伊坂幸太郎、花村萬月、村田沙耶香、津村節子、村田喜代子、滝口悠生、橋本 治、長嶋 有、髙樹のぶ子、保坂和志「腐草為螢」まで作家さんもすごい。どの作品もシュールさもあり、生々しくもあり、不思議な作品の数々だった。短く物足りなさもあるが、お二人の村田さん、橋本さん、花村さんが印象的だった。秋冬編にどなたたちが紡がれるのかが愉しみ。 2019/05/31

よこたん

47
“今日一日の中で目にとまった情景や、気づいた旬の兆しこそが、今日の季節ともいえるのではないでしょうか。” 季節の名前の細やかさがしみわたる。二十四節気の、啓蟄は知っていても、七十二候の、桃始笑(ももはじめてわらう)とか知らなかった。春夏の季節の名前に寄せた十二人の作家さん方の小さな作品たち。橋本治さんの「牡丹華」、長嶋有さんの「蛙始鳴」、高樹のぶ子さんの「蚕起食桑」が印象的だった。ちょっと不穏で、さみしいような中にふわりと漂う季節の兆し。村田沙耶香さんの「土脉潤起」は、やっぱり独特すぎるー。2019/07/28

tomi

32
「二十四節気」をテーマに、「七十二候」をタイトルにした掌篇競作の前篇。この本には冬至から芒種まで、12人の作家の作品を収録。「群像」の企画で、純文学系作家が並ぶなか、伊坂幸太郎の作品がまさかの一番の難物。村田沙耶香はいつもの独特の世界観で異彩を放つ。ベストは小学生の視点で描いた長嶋有「蛙始鳴」と橋本治の遺作(橋本さんの小説はおそらく初めて)「牡丹華」。2019/08/29

かんやん

31
季節のようなものであっても、テーマとかお題を与えられた掌編アンソロジーはやっぱり面白くない、化学反応なんてないのかと読み進めた。「さわしかのつのおる…」「何それ、お経?」なんてわざとらしい出し方(寂聴)、「雉初めて鳴く、というのがあるんだ」(糸山秋子)も同様。津村節子など、地の文で長々と説明している。皆さん、なかなか苦戦しておられる中、出色は村田喜代子、ボロギレの展示を観たことから始まる老姉妹の思い出話のイメージの鮮烈さ。それから、長嶋有の子ども視点から見た世界。小さいけどね、言葉が活きてるんです。2024/07/30

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

31
伊坂さんの「鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく)」目当て。なんとも不思議なお話。一体何を暗示しているんだろう。他もなかなかクセの強い話が多かった。二十四節気七十二候とは関係なく、インパクトというかパンチのある話が多く、短編なのに、濃厚な余韻を残した。2020/01/21

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