講談社選書メチエ<br> いつもそばには本があった。

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講談社選書メチエ
いつもそばには本があった。

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  • サイズ 46判/ページ数 128p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065150122
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0300

出版社内容情報



國分 功一郎[コクブン コウイチロウ]
著・文・その他

互 盛央[タガイ モリオ]
著・文・その他

内容説明

書物とは、交錯する記憶のネットワークである。書き手は積み上げられてきた知の記憶にアクセスし、読み手は読書の時空の記憶とともに本に出会う。書物をめぐる記憶のネットワークが交錯し、よりきめ細かく、より豊かになるさまを伝えたい―そんな思いを抱いた二人の著者が相手に触発されつつ交互に書き連ねる16のエッセイ。人文書の衰退、人文学の危機が自明視される現代に贈る、かつてなかった「本」のための本。

目次

幻想に過ぎないはダメ
言語から出発する
暇と退屈の問題に出会う
書物は何のために?
単に国家権力を批判するのではなく
「分かりやすさ」の罠
弱い言葉
余白を消去してはならない
いつもそばにあったけれども読んでいなかった
人文書は何に抗うのか?〔ほか〕

著者等紹介

國分功一郎[コクブンコウイチロウ]
1974年、千葉県生まれ。1997年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。2006年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。高崎経済大学を経て、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専門は、哲学・現代思想

互盛央[タガイモリオ]
1972年、東京都生まれ。1996年、東京大学教養学部教養学科卒業。2005年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。岩波書店を経て、講談社勤務。専門は、言語論・思想史。著書に、『フェルディナン・ド・ソシュール』(作品社。和辻哲郎文化賞、渋沢・クローデル賞)、『言語起源論の系譜』(講談社。サントリー学芸賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

131
互さんと國分さんの学生時代に読んだ本を中心としてのやり取りを本にしたものです。私はもう少し内容が専門的でないものを期待したのですが、このお二人が当時読んでおられた本はかなり難しいと感じました。さらっと読むには私の理解をはるかに超えています。松岡さんの本では難しいものでもかなりエッセンスなどをわかりやすく説明されていますが、この本は再読してその中にある本を少し読まないとついていけない気がしました。2019/09/09

tamami

57
何年か前に購入し、積ん読本になっていたのを著者名に惹かれて文字列を追う。人文学専攻の二人の著者による既読の人文書を巡る文章による対話集、といったところだろうか。学者商売というのは、これほどの読書体験がないと勤まらないものなのだろうかと、ソシュール、バルト、フーコー、アレント・・・そして現代日本の幾多の思想家を巡る読書修行の記述に舌を巻く思いがする。本書のはじめの方で、著者の一人互さんが、鈴木孝夫さんの『ことばと文化』が出発点というような告白をされている。道は遠いけれども自分の道を歩いて行こうと改めて思う。2023/06/21

ころこ

49
著者のひとりに國分の名があったので読んでみました。ふたりの学生時代に格闘した問題と、そのとき読んだ人文書が紹介されています。当時の試行錯誤の様子、「よく分からなかった」「よく覚えていない」など、学者として率直にいうのが憚られる楽屋裏を覗かせてくれます。一番注目したのは、國分が「読まなかった本」を取り上げているところです。こういう問題意識の持ち主に共感します。まわり道をしていない人なんていない。それでも多くの問題を考え、多くの本を読むことが大切だと、もっと早く教えてくれれば良かったのにと思えました。2019/03/14

trazom

43
國分さんと互さんの往復書簡のようなリレーエッセイ。私からは一世代下の二人だが、実存主義から構造主義・ポスト構造主義と現代思想が変遷する中で、本との関わりに共通点は多い。「死ぬほどがんばればデリダにはなれるかもしれないけれど、どんなにがんばってもドゥルーズにはなれない」という國分さんの言葉に、思わず膝を叩く。「精神のリレー」という埴谷雄高さんの言葉もいい。デカルトからスピノザに精神のリレーがあり、それが現代に繋がって、ドゥルーズ、フーコー、デリダの間でのリレーとなる。本を題材にした会話は、本当に楽しい。2019/10/02

27
二人の著者による本をめぐるリレーエッセイなのだが、國分の悲愁がただひしひしと感じられる印象。内面への沈潜なのだろうか、懐古がそうさせるのか、互はやはり編集者然とした態度である。國分の「作品と物語」は非常に示唆に富むものだった。なぜ、いつもそばには本がなくてはいけないのか?というこの本をめぐる問いの一つに、それは見事に答えているように思える。2024/09/16

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