出版社内容情報
堀内百貨店のデパ地下刷新に取り組む伝治はおにぎり屋「米よし」を出店させようとするが。『居酒屋ぼったくり』の著者・人気シリーズ
内容説明
お祭り復興と連動し、閉店危機を免れた堀内百貨店だが、「聖域」のデパ地下も売上低迷。事業部長の高橋伝治は、人気おにぎり屋を出店させようと奮闘するが、出来たてに拘りを持つ店主は断固拒否。バブル世代の高島マーケ部長、瑠衣そして若手店員の協力を得て「迷わば進め」の伝治が繰り出す奇策で奇跡が起こる!?
著者等紹介
秋川滝美[アキカワタキミ]
2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、『いい加減な夜食』(アルファポリス)にて出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん🍊
99
シリーズ2作目、祭りで目標額を達成したがその後の低迷が続きなんとか立て直したい、そこで地下の惣菜売り場の目玉に名古屋で行列が出来るおにぎり屋さんを入れたいと考えるが頑固店主の説得が出来ない、地元をや若い社員たちと対策を練りやって見なければ始まらないと頑張る姿が熱い、地元の百貨店がモデルになっているが、最近行ってないので地下がどうなっているのかは知らないが、たまには行って盛り上げなくてはと思わせられる。2020/06/14
kei302
59
閉鎖危機再び。リアルです。全国で1店しかない地元の老舗百貨店マツビシがモデル。心配です。最近、行ってないなあ。元々、あまり行かなかったけど、市内唯一の百貨店。包装紙と紙袋は市民のステイタス。 行列ができる団子屋さん、古くから営業している大きな製菓会社(の羊羹)、商店街の突き当たりには観音さん。駅から遠い、なぜこんな所に? 立地条件の悪さなどなど、全てが当てはまる「堀内百貨店」シリーズ。3→2の順で読んだ。4が出たら読む。2022/05/17
佐島楓
54
「モノ」より「コト」を消費したいというニーズをつかんだ着地点が見事だった。面白いシリーズなのに二巻目をすっ飛ばして読んでいたようだ。機会があったらさかのぼるつもりです。2019/04/19
くろにゃんこ
40
なかなか大変だったけど、これなら私も行ってみたいな(^^)地域の人が何を望んでいるか・・・これに対応するのは百貨店では難しそうなのにすごい!大奮闘の陰には恋心って若い人にはありそうです。でもそれが上の人間に知られているって怖っ(-_-;)2022/06/14
しぇん
24
お祭りのお陰でとりあえずの閉店を免れたものの、そんな上手く行くはずも無く、野菜の高騰の負のスパイラルで赤字拡大と。デパ地下の改革の話ですが、主人公はキーマンではあるけど、他の皆が必死に頑張っていくのが良かったです。食事も美味しそうでおにぎり食べにいきたくなりました2021/01/31