星海社FICTIONS
ワールド・インシュランス〈03〉

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065144725
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

旧友との再会が破滅への扉を開く。カイン・ヴァレンタイン、最後にして最高の仕事が遂に終わる。星雲賞作家の代表的シリーズ、完結。カインが香港のオークション会場で思わぬ再会を果たした旧友ウィリアム・グランディ、彼は数年の間に、英国を代表するテクノロジー企業N5社(ノーベンバー・フィフス)の社長となっていた。汎用型量子コンピュータを用いたAI・ソロモンを爆発的に普及させつつあるウィリアムから持ちかけられたのは、“自分が自分に殺された時のための保険”……。
イートン校時代の陰鬱な日本人サエキ・ケイ(カイン)、そして永遠に喪われた恋人・イライザ――過去と現在が交錯し、それは未来を破滅に陥れる世界保険計画(ワールド・インシュランス)として発動する。わずかな遺った生命の灯火を燃やし尽くし、カインはベティの手を取る。それは、過去との決別でも、ましてや贖罪でもない。すべては、“最高の誠意”のために――。新・星雲賞作家が放つ新たなる代表作、ここに堂々完結!

柴田 勝家[シバタ カツイエ]
著・文・その他

しおん[シオン]
著・文・その他

内容説明

カインが香港のオークション会場で思わぬ再会を果たした旧友ウィリアム・グランディ、彼は数年の間に、英国を代表するテクノロジー企業N5社の社長となっていた。汎用型量子コンピュータを用いたAI・ソロモンを爆発的に普及させつつあるウィリアムから持ちかけられたのは、“自分が自分に殺された時のための保険”…。イートン校時代の陰鬱な日本人サエキ・ケイ、そして永遠に喪われた恋人・イライザ―過去と現在が交錯し、それは未来を破滅に陥れる世界保険計画として発動する。わずかな遺った生命の灯火を燃やし尽くし、カインはベティの手を取る。それは、過去との決別でも、ましてや贖罪でもない。すべては、“最高の誠意”のために―。新・星雲賞作家が放つ新たなる代表作、ここに堂々完結!

著者等紹介

柴田勝家[シバタカツイエ]
SF作家。1987年東京生まれ。成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻博士課程前期修了。在学中の2014年、『ニルヤの島』で第2回ハヤカワSFコンテストの大賞を受賞し、デビュー。2018年、「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」で第49回星雲賞日本短編部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サケ太

10
好きなシリーズの完結。悲しいが、やはり面白かった。題名回収と共に、急展開。親友との因縁。カインの過去。あの人物の伏線には驚いた。カインの妙な距離感はそのせいだったのか、と。今までに無く壮大なスケールで読んでて興奮する。今後も、追っていかなければならない作家であると再確認。2018/12/21

イツキ

3
カインが旧友と再会した所から始まる最終巻。カインの過去と旧友の秘密が明かされるに連れ明らかになっていく謎も、シリーズお馴染みのアクションシーンもとても読み応えがありました。AIと量子コンピュータも登場し今まで以上にSF要素と保険が絡まり合っているのも興味深かったです。そして何よりラストが、1巻目からタイムリミットは明かされていましたしそれを踏まえて読んではいたのですがやはり目頭が熱くなりました。「作品が完結したとしても、その中に存在する世界が消える訳ではなく、ただ観測されていない状態に移るだけなのです。」2018/12/22

東山ききん☆

2
相変わらず流れるようでいて的確なアクション描写とコンスタントに進むストーリーが魅力的。ネタあかしは凡庸とも言えなくも無いが、悲しいラストにしっかりと着地したのは好感。2019/01/19

rubidus

1
完結。今回はAIが題材。2022/04/23

瀬古悠太

0
少女の瞳にかけられた保険金は1億ドル!その瞳を守り抜けるか!? 保険市場(ロイズ)という特殊な舞台設定が存分に活かされていました!! 1巻ごとがまるで1本の映画を見ているかのようなテンポの良さも素晴らしい😆2022/12/10

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