講談社選書メチエ<br> 小林秀雄の悲哀

個数:
電子版価格 ¥2,640
  • 電書あり

講談社選書メチエ
小林秀雄の悲哀

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2022年07月02日 01時33分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 475p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065144671
  • NDC分類 121.52
  • Cコード C0336

出版社内容情報

最後の仕事を失敗に終えた、名批評家・小林秀雄。そのスタイルを多角的に検討し、批評とは何か、批評を支える「原理」について考える「もう、終いにする」
戦後の知識世界に輝くビッグネーム・小林秀雄が、晩年、10年にわたって取り組んだ『本居宣長』は、
執筆に難渋し、結論に達しないまま意外な一言で終わってしまった。
日本が誇る知性は、なぜ最後の仕事で挫折したのか。
彼がこの書物にかけた思い、企図、成果は?
そして小林がたどり着きたかった「ゴール」はどこにあったのか?
当代随一といわれた批評家のライフワーク『本居宣長』を丁寧に読み解き、
小林の批評ぶりを多角的に検討しながら、
批評とは何か、さらに批評を支える「原理」とは何かについて考える。
目次
序章
第2章  『本居宣長』という書物
第3章  外堀を埋める 『本居宣長』を読む・その1
第4章  源氏物語のほうへ 『本居宣長』を読む・その2
第5章  『古事記伝』を読む  『本居宣長』を読む・その3
第6章  『古事記伝』という仕事
第7章  小林秀雄の悲哀



序章
『本居宣長』という書物
外堀を埋める 『本居宣長』を読む・その1
源氏物語のほうへ 『本居宣長』を読む・その2
『古事記伝』を読む  『本居宣長』を読む・その3
『古事記伝』という仕事
小林秀雄の悲哀


橋爪 大三郎[ハシヅメ ダイサブロウ]
著・文・その他

内容説明

“もう、お終ひにする。”戦後の知識世界に輝く批評家・小林秀雄(一九〇二‐八三年)が晩年、10年にわたって取り組んだ『本居宣長』は、執筆に難渋し、結論に達しないまま終わってしまった。小林が『本居宣長』を選び、引き受けた理由は、どこにあったのか。なぜ、最後の仕事でここまで挫折してしまったのか。集大成ともいうべき大作を分解し、丁寧に読み解きながら、「小林批評」の栄光と挫折を考察する。

目次

序章
第2章 『本居宣長』という書物
第3章 外堀を埋める―『本居宣長』を読む・その1
第4章 源氏物語のほうへ―『本居宣長』を読む・その2
第5章 『古事記伝』を読む―『本居宣長』を読む・その3
第6章 『古事記伝』という仕事
第7章 小林秀雄の悲哀

著者等紹介

橋爪大三郎[ハシズメダイサブロウ]
1948年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学者。東京工業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

94
私ンとってはなつかしい小林秀雄の「本居宣長」についての論考で非常にきめ細かな部分もあったりして再度小林の本を読まないという気持ちにさせてくれました。むかし小林の本を読んだときにはかなり長いし、しかも宣長の古事記伝に関するものでその原文を読まねばという気持ち(気持ちだけでした)を持ったことがあります。この本を書くについて橋爪さんは宣長の原文もあたられたのでしょうが私にとっては難解であるという印象を持ちました。再読しないとだめですね。2019/04/21

ころこ

28
『古事記伝』を著した宣長について、小林が批評した『本居宣長』を著者が批評している。小林は戦後「たんと反省するがよい」と言い放った論敵のイデオローグである、いわば絶対的他者の本居宣長を取り込み失敗する。小林の批評に批判的な著者が、絶対的他者としての小林を取り込んでみる。言説の勝負が重要でないのは、その勝負が無意味なほど共に戦争は完全に負けている側だからだ。「たんと反省するがよい」と言った先は、技術論を輸入しただけの日本の批評のことではないか。漢心を拭い去る宣長の仕事が自己批評ならば、それを批評に選んだ小林は2020/03/25

禿童子

23
小林秀雄の晩年の大作『本居宣長』に真っ向勝負を挑む「批評の批評」を社会学者橋爪大三郎が敢行、と見出しをつけても良い。本居宣長という人も国学(本人は古学と言う)の方法論で江戸時代の支配的な儒学と仏教という「からごころ」を排撃した批評家であるから、批評×批評×批評の三乗構造という見立てができる。何といっても古事記を近代に蘇らせ、今の人が読める形にした本居宣長の学問上の業績が、明治維新~太平洋戦争に続く日本の近現代史に及ぼした影響の批評が橋爪さんの真骨頂。悪く言えば小林秀雄の挫折を踏み台に自説を展開している。2019/08/29

月をみるもの

12
"戦後になって小林は、一億総慣悔の騒ぎを傍目に、「僕は無智だから反省なぞしない、利巧な奴はたんと反省してみるがいいじゃないか」、と言ったという。素直でない小林の言い方は、私の耳には「僕は、無智でもないし、利巧な人間なので、たんと反省しました。けれども、どうその反省を口で 言い表せばいいのか、自分にはわかりません」と、聞こえてくる。「たんと反省」した小林は、それでも反省が足りないと思った。なぜなら、反省をまだ言葉にできないから" →引用続く2020/09/12

echo.

4
学者、思想家の肉声を聴こうとした。カテゴリの誤謬である。しかし、小林は宣長の言語ゲームのプレイヤとして走りだし、しめくくった。いずれにせよ、小林の舞台回しがあってこそ、日本人として日本語の言語ゲームに向き合えていなかった前後の社会的トラウマから、そろそろ脱するときがきているのだろう。口火をきる覚悟が、ここにはある。2019/03/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13449411

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。