出版社内容情報
海から迫る大艦隊!
大帝国・元は、高麗を服属させ、次の標的である日本に大軍をさしむける。
<監修者のことば>
源頼朝は征夷大将軍となり鎌倉に幕府をひらき、
御家人たちと御恩と奉公の関係を結びます。
しかし源氏将軍は3代で絶え、代わって北条氏が幕府の実権をにぎります。
こうした混乱をみた後鳥羽上皇は承久の乱で
幕府をたおそうとしますが、戦いに敗れ、隠岐に流されます。
上皇が臣下によって追放されることは日本の歴史の中で初めてでした。
これによって武士が政治の中心をになう日本史の流れがきまります。
鎌倉幕府がつくった基本法典「御成敗式目」は江戸時代になっても使われました。
武家政権の基礎はこの時期にきずかれたのです。
モンゴルとの戦いは「神風」によって勝利したと考えられ、
その後の日本社会に大きな影響をあたえました。
また鎌倉時代は、新しい仏教が生まれた時代でもあります。
浄土宗・浄土真宗・日蓮宗(法華宗)・時宗・臨済宗・曹洞宗など、
現代でも盛んなこれらの宗派はこの時代にはじまったのです。
目次
第37話 幕府と御家人
第38話 北条氏の台頭
第39話 承久の乱
第40話 御成敗式目
第41話 鎌倉新仏教
第42話 文永・弘安の役
著者等紹介
呉座勇一[ゴザユウイチ]
1980年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専攻は日本中世史。現在、国際日本文化研究センター助教。『戦争の日本中世史―「下剋上」は本当にあったのか』(新潮選書)で角川財団学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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