出版社内容情報
世界のため、目の前の一人を殺せるか? 負け犬セールスマンが巻き込まれた予測不能な運命の結末は? 一気読み必至のミステリー!
内容説明
崖っぷちセールスマンの清水勇介は、訪問先で小学校時代の旧友である小山田と再会。契約につられて部屋に上がると、この再会を予言したラップを聞かされる。さらに小山田は、世界は八百四十一年後に終わると言い、世界を守る手伝いをするよう迫ってきた!先読み不可能、一気読み必至の傑作群像ミステリー!
著者等紹介
行成薫[ユキナリカオル]
1979年、宮城県生まれ。東北学院大学教養学部卒業。2012年、『名も無き世界のエンドロール』で第25回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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三代目けんこと
43
2020年は、切なくて美しいラストに魅せられて『名も無き世界のエンドロール』が自分の中での良かった文庫本ランキング1位だったこともあり、今年は行成薫でスタート!! その「選択」は間違っていなかった。 さて、二百人の命と一人の命。どちらを救うか選ぶ立場になったら、あなたならどうする?2021/01/01
keith
13
一人の命と二百人の命、どちらを助けますか。選択と運命。結果論かもしれませんが。時系列が行き来していて、ちと分かりにくい。2021/01/22
hiyu
7
これはどうなっていくのかと興味深く読んだ。積み木やレゴの重なりで何ができるか?そういう思いだった。あちこちに話が進むので追いかけていくのが大変だったし、頭をひねる部分もあったが、非常に面白いものであった。2019/06/01
スプリント
5
場面が行ったり来たりすることと、親子関係が絡み合っているので先が気になりますが、ページも行きつ戻りつしなければならず没入感が削がれる場面も。幼馴染にまったく気が付かないことってあるんだろうか。2019/04/14
GORIRA800
4
どことなくシュールな世界観 世界観で読ませる作品だと思います2020/07/15