いのちの値段―医療と費用を巡る50の物語 病むからこそ、死があるからこそ、分かること、人と分かちあうことがある。

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065140376
  • NDC分類 498.04
  • Cコード C0036

出版社内容情報

読売新聞朝刊看板連載医療ルネサンスにおいて読者からの大反響によって一年半の長期特集となったシリーズ「いのちの値段」を書籍化。読売新聞朝刊看板連載医療ルネサンスにおいて、読者からの大反響によって一年半にわたる長期特集となったシリーズ「いのちの値段」を書籍化。命に値段はつけられないが、患者が生きるための費用と受けられる医療には格差や社会の歪みが現れる。なかにし礼さんのがんとの闘い、陽子線治療から浮かびあがる先進医療と標準治療の問題。ノーベル賞受賞で話題の新薬オプジーボの高額医療費のジレンマ…。市井の患者たちの物語。

読売新聞医療部[ヨミウリシンブンイリョウブ]
著・文・その他

内容説明

「オプジーボ」から「新技術の行方」まで読売新聞に連載されて大反響!日本の力を最も有効に生かす医療費の使い方は何か。この国の哲学がまさに今、問われている。いのちの値段を前に、人は切ないが、あったかい。第7回日本医学ジャーナリスト協会賞優秀賞受賞!

目次

オプジーボ―高額新薬が生む効果とジレンマ
「適正」を探る―治療と値段に正解はあるか?
対話のカタチ―医師との上手な向きあい方
透析と人生―進歩する医療の光と影
人生の最終章―死の迎え方、延命と尊厳
ゆらぐ現役世代―患者として働き生きる
高齢者は今―千差万別な老後に備える
支える家族―試される絆と重すぎる責任
地域をつなぐ―人と人、仕組みが支える健康
精神疾患―整わないこころ、回復するこころ
新技術の行方―高度医療との付きあい方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うさうさ

21
ゲラ読了。 読売新聞連載の「いのちの値段」を書籍化。 がん、認知症、難病、人工透析、精神疾患、移植など色んな病気と戦う人たちのいのちの値段。 色んな立場で、色んな価値観で治療と向き合っていてとても貴重なお話だった。 強烈に印象に残ったのが、自分がたくさん医療費を使うことで、自分は助かるかもしれないが次世代へのツケを回すことになるのではないか?とおっしゃってた方。 どこまでの医療を、いつまでやるか。 恐らく正解はないが、「金で命を落とすことがあってはならない」という言葉に私もそう感じた。 2018/11/28

K1

8
人は社会的な存在であり、一人では生きていない。人が人を支え、地域を支え、互いを癒していくのですからー生まれてきたからには、いずれ死を迎える。当たり前と言えば、当たり前なのだろうけど、医療や介護も含めて、どのように生きて、どのように死んでいくのか。新しい価値観を生み出さなければならない。2019/08/13

おだまん

5
こちらは生々しいノンフィクション。本当に患者の数だけ人生の考え方があり、お金の話も避けて通れない。自分に置き換えたらとっても難しいけど、とりあえず家族は大切にしたいなぁと思いました。2019/03/04

金平糖

3
B。2019/07/15

讃壽鐵朗

3
これほど病気に苦しむ人間達のことを纏めて読んだのは初めて。改めて、健康でいることの大事さを実感。 それにしても、日本の皆保険制度、高額療養費制度等々などは素晴らしいものだと再認識。2019/06/11

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