酔象の流儀―朝倉盛衰記

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酔象の流儀―朝倉盛衰記

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065140352
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

傾きかけた朝倉家を一人で支えた武将がいた。将棋で最強の駒「酔象」と綽名された英傑が、最期に舞う姿は──本格長編歴史小説!越前の名門、朝倉家。七代当主・孝景のころ、軍奉行を務める朝倉宗滴は生涯初めての敗北を喫する。能登深くに攻め入るも味方の裏切りに遭い、総崩れとなった。その撤退戦の中で宗滴は15歳の若者と出会う。のちの山崎吉家だ。吉家は敗戦の惨劇を目の当たりにして心が壊れ、言葉を失っていた。責任を感じた宗滴は吉家を手元に置き、親子のように接する。その後、仏門修行を経て周りの民とも打ち解け、吉家はついに言葉を取り戻す。だが、吉家24歳のとき、思わぬ災難が降りかかる。実父・祖桂が謀反を企てて露見し、打ち首となったのだ。宗滴は所領半分と引き換えに吉家を救う。時が経ち、朝倉家当主は父・孝景の後を継いだ義景の代になる。軍事は宗滴に、政務は従兄の朝倉景鏡に委ねられた。宗滴は加賀に攻め入り、一揆勢を次々に討ち果たしていった。だがついに陣中に倒れ、後事を吉家に託した。また、育成していた吉家以外の四将にも加賀侵攻の継続を指示したうえで病没する。命の恩人であり父親代わりであった宗滴の遺命に従い、吉家は朝倉家を守ることを固く誓う。が、のちに将軍となる足利義秋の保護、織田信長の畿内進出、宗滴門下・五将内の対立、そして当主・義景の気紛れと、時代の波に翻弄された名門朝倉家の土台は根底から揺らぎ始めていた。そこで吉家が打った秘策とは!

赤神 諒[アカガミ リョウ]
著・文・その他

内容説明

名門朝倉家の大黒柱であり戦奉行の朝倉宗滴が没すると、親子のような間柄だった山崎吉家は主家への忠誠を心に誓った。だが、世はすでに戦国時代。百年の栄華を誇った越前にも、日に日に織田信長の圧力が強まっていた。吉家は孤軍奮闘するが…。

著者等紹介

赤神諒[アカガミリョウ]
1972年京都府生まれ。同志社大学文学部卒、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、上智大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。私立大学教授、法学博士、弁護士。2017年、「義と愛と」(『大友二階崩れ』に改題)で第9回日経小説大賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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巨峰

72
麒麟が来るの榎木孝明とユースケ・サンタマリアで変換しながら読みました。朝倉景鏡は、文中では男前ということでドラマとはちがうなぁ笑 その当時の「天下」というのは畿内周辺の覇者のことを言うそうなので、確かに、もう少し積極的なら、朝倉家が「天下」をとっていたかもしれないですね。チャンスは目の前に転がってきたのだから。2021/01/12

Kiyoshi Utsugi

39
朝倉氏の中でも武名を轟かせた朝倉宗滴のもとには宗滴五将と呼ばれた武将がいました。 その宗滴五将の筆頭である「仁」の武将であるのが山崎吉家。山崎吉家は、酔象(今の将棋ではないのですが、昔の将棋にはあった駒の一つ)とも呼ばれていました。これは王将である朝倉義景を守る役目から名付けられたようです。 滅びゆく朝倉氏をなんとか救おうと色々と手を打ちます。ただ、歴史が示しているとおり織田信長によって滅ぼされるのですが、そんな中でも朝倉宗家に対する仁義を貫く生き方が心地よいです。2021/11/13

如水

34
朝倉家家臣、山崎吉家を主人公とした『朝倉盛衰記』。誰?と思う人が多いかと😅名将朝倉宗滴亡き後、朝倉家の軍事面を担ってた方です。えぇ〜⁈滅亡に追い込んだ人やん?と思う方、『違います🧐』❗️軍略、戦術面では織田信長に勝ってたんです、実は(実際信長土下座して和睦した事有り💧)。じゃぁ何故?と言う事がこの小説で分かります。話は朝倉宗滴没前、吉家との出会いから。この作家さんの凄い所は朝倉義景をコレでもかっ‼︎と言う位に暗愚に仕上げた事。読んでたら怒りすら覚える位に駄目人間😱朝倉家衰退が良く分かる一冊です👏2019/08/11

エリク

31
悲しく寂しく、でも愛しく面白い物語でした。一部真実も混ざっているようですが、現実であればと思うほど感動します。 台風によって無くなった部活の時間に気まぐれで立ち寄った隣の市の図書館、そこでたまたま開催されていたイベントに感謝します(__) 素晴らしい運命のめぐりあわせでした(^_-)-☆2019/10/12

ようはん

24
若年時には朝倉家の重鎮である名将・朝倉宗滴の元で活動しその死後には朝倉家の主力武将として滅亡直前まで活躍した朝倉家臣・山崎吉家を主人公とした小説。隠れた名将、マイナー寄りの人物を取り上げた作品が好きな自分としては中々面白かった作品。吉家と言うよりは朝倉義景を始め、朝倉家各人の思惑とすれ違いが滅亡まで至る群像劇であるがマイナー感が強い朝倉家の人物もそれぞれ個性的なキャラクター付けがされているのが良い。 2025/01/13

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