講談社ノベルス
千年図書館

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  • サイズ 新書判/ページ数 184p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065139646
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

あなたが読んでいる物語は、ラスト数行で世界が変わる。大ヒット短編集『私たちが星座を盗んだ理由』以来の衝撃がここにある!ラスト1行まで何がおこるか分からない!
優しく、そして切ない5つの物語。

大ヒット「どんでん返し」ミステリ
『私たちが星座を盗んだ理由』の衝撃、再び!

全てはラストで覆る!
強烈な余韻があなたを襲う5つのミステリ

死後の世界と禁忌の谷に心を囚われた少女の物語「見返り谷から呼ぶ声」
村で凶兆があるたび若者が捧げられる図書館の秘密「千年図書館」
地球侵略中の異星人に遭遇した大学生の奇妙な日々「今夜の月はしましま模様?」
大きく奇怪な墓を村のあちこちに建てる男爵の謎「終末硝子(ストームグラス)」
呪われた曲を奏でた傷心の高校生におこる不可思議「さかさま少女のためのピアノソナタ」

見返り谷から呼ぶ声
千年図書館
今夜の月はしましま模様?
終末硝子
さかさま少女のためのピアノソナタ


北山 猛邦[キタヤマ タケクニ]
著・文・その他

内容説明

優しく、そして切ない5つの物語。ラスト1行まで何がおこるか分からない!大ヒット“どんでん返し”ミステリ『私たちが星座を盗んだ理由』の衝撃、再び!

著者等紹介

北山猛邦[キタヤマタケクニ]
1979年生まれ。2002年、『「クロック城」殺人事件』で第24回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青乃108号

211
【「アリス・ミラー城」殺人事件】の作家の、5編の短編集。①神隠しの話。これのみ早くにオチが見えてしまう。でもこれが一番好き。②千年図書館の秘密~図書館の箱の中身は~最後の1ページに驚愕。③地球外生命体の地球侵略。まあ普通。④塔葬(死者の棺を高い煉瓦積みの棟に安置する)と気象予知の関係について。ふーん。⑤絶対に弾いてはいけないといわれる楽譜を、受験に失敗した高三男子が卒業式をサボって弾いたところ、驚く事に逆さまの女子高生が降ってきて。このラストは俺には意味不明ながら強烈な印象を残す短い物語。①②⑤で、良作。2025/06/06

🐾Yoko Omoto🐾

166
SFテイストにホラーやファンタジー要素を織り込んだ五編の北山ワールド。ゾクッとする不思議な余韻を漂わせつつ、インパクトあるラストで全てを氷解させ溜め息を連れてくる、その職人技はどれも実に見事。マイベストは、ラスト一頁にもたらされる息が止まるほどの衝撃と同時に、辛辣に提起されたある問題を考えずにいられない「千年図書館」。ヒトを構成するDNAにSF的解釈を加え、斬新な切り口で結末へと導く「今夜の月はしましま模様?」、結末に唸る異色のボーイミーツガールもの「さかさま少女のためのピアノソナタ」。とても面白かった。2019/01/14

❁かな❁

164
『私たちが星座を盗んだ理由』の衝撃、再び!全てはラストで覆る!今作もとても面白かった!不穏な空気が漂う中どうなるのかなと読み進めオチにゾクッとしたり、切なくなったりバラエティ豊か。独特の世界観もいい。「見返り谷から呼ぶ声」は優しく切ないお話で好み。「千年図書館」はラストのページでドキッとしてそれまでの色んなことにそのページだけで納得させられ衝撃的!「今夜の月は〜」も面白く「終末硝子」も最後に真意がわかる。「さかさま少女のためのピアノソナタ」は迫り来るラストにドキドキし終わり方が良かった!余韻が残る短編集。2019/04/19

nobby

135
うーん、実に残念…何がって謳い文句でもある「全てはラストで覆る!」が響かない自分に…SF・ミステリーなど多彩な短編5つの世界観はスゴく魅力的で面白い!だけどワクワクして目にする最後の仕掛けがあまりピンと来ず…サイトで確認しても「ふーん」で終わる…中でも「千年図書館」は、その頁を見て「?」調べて意味分かって尚、内容全般に重ならない見識を恥じるばかり…「さかさま少女のためのピアノソナタ」も、一世一代の演奏が示すエピソード知らず全く分からなかったし…唯一「今夜の月はしましま模様?」が好みで楽しめたのが救いかな…2019/06/04

モルク

111
SFファンタジーとミステリーの融合➕ラストでの衝撃で、もう一度前を読み直してしまう5つの短編集。読後のザワザワが半端ない。バラエティに富み、異国情緒漂うもの、異次元的なものとあきさせない。甘酸っぱさの残る「見返り谷から呼ぶ声」と、最後の衝撃の大きかった表題作「千年図書館」が好み。北山さん初読みだったので、他の作品も読んでみたい。2020/07/09

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