出版社内容情報
貝原益軒が江戸庶民に向けてまとめた『養生訓』。中国由来の「気」の世界観と未病を善とする文化の果実たる書に養生思想の真髄を読む「酒は微酔にのみ、花は半開に見る」――儒者として医者として古典漢籍を総覧し本草学に通暁する貝原益軒が到達した「養生」の要諦である。人間が本来持っている「寿(いのちながき)」性質を、日常生活で現実のかたちにするにはどう生きたらいいのか。古代中国から日本へ連綿と続く「気」の世界観に支えられた未病を最善とする養生文化。江戸時代の貝原益軒『養生訓』に結実した大いなる智慧を読む。
第一章 中国の養生文化と日本の養生文化
第二章 『医心方』『喫茶養生記』とはどんな書物か
第三章 『養生訓』の登場と貝原益軒
第四章 「思」の視点から読む『養生訓』
第五章 「行」の視点から読む『養生訓』
第六章 「食」の視点から読む『養生訓』
第七章 「住」の視点から読む『養生訓』
第八章 「衣」の視点から読む『養生訓』
第九章 現代社会と『養生訓』
謝 心範[シャ シンハン]
著・文・その他
内容説明
酒は微酔にのみ、花は半開に見る―儒者として医者として、古典漢籍を総覧し本草学に通暁する貝原益軒が到達した「養生」の要諦である。人間が生来持っている「寿(いのちながき)」性質を日常生活で現実の形にするには、どう生きたらいいのか。古代中国から連綿と受け継がれる養生文化の集大成、「ほどほど」と「気」の大切さを説く『養生訓』に未病の知恵を読む。
目次
第1章 中国の養生文化と日本の養生文化
第2章 『医心方』『喫茶養生記』とはどんな書物か
第3章 『養生訓』の登場と貝原益軒
第4章 「思」の視点から読む『養生訓』
第5章 「行」の視点から読む『養生訓』
第6章 「食」の視点から読む『養生訓』
第7章 「住」の視点から読む『養生訓』
第8章 「衣」の視点から読む『養生訓』
第9章 現代社会と『養生訓』
著者等紹介
謝心範[シャシンハン]
1953年、上海生まれ。一四歳から家伝により中医思想、鍼灸、漢方について学び、チベット密教祖寺で修行、チベット医学の四部医典を賜る。1981年、上海師範大学卒業。1987年来日、1997年日本国籍を取得。「『養生訓』の分析研究―漢籍の影響」で武蔵野学院大学大学院博士号取得。現在は武蔵野学院大学大学院教授。株式会社協通事業の代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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