出版社内容情報
ウルトラマンティガ、ダイナ、ガイアが放送20周年を経て、小説で復活! 映画「ティガ・ダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦」の公式続編が、脚本の長谷川圭一により小説になって登場。20年後の現代を舞台に、三大ウルトラマンはもちろんオリジナル怪獣も登場し、大バトルをくりひろげます。
長谷川 圭一[ハセガワ ケイイチ]
著・文・その他
円谷プロダクション[ツブラヤプロダクション]
原著/監修
内容説明
大人になった勉たちは、平和な日々を送っていた。ある日偶然にも勉、優、浩、耕平、亘の5人は同じ夢を見た。それは、「赤い球の復活によって再び世界崩壊の危機が来る!」というものだった。世界が滅びる?赤い球はすでに消滅した筈では?もしかしてあの怪獣が…?不安の中で勉は叫んだ。「我夢、この世界を守って!」
著者等紹介
長谷川圭一[ハセガワケイイチ]
1962年静岡県生まれ。脚本家。日本大学芸術学部映画学科卒業。その後、撮影現場で助監督や装飾を約10年間務めていたが、装飾としても参加していた『ウルトラマンティガ』で脚本家デビューし、『ダイナ』『ガイア』をはじめ多くの円谷プロダクション作品の脚本を担当することになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じん
12
ティガ、ダイナ、そしてガイアと勉の闘いが最高すぎた!20年の時を経てもそのカッコ良さは健在…。「いい歳なんだから、そろそろウルトラマンなんか卒業しろ」とは今まで何度か言われてた事があるけど、卒業する気なんか全くないね。むしろ本書を読んでさらに燃え上がってきた。2018/12/20
とろろ
8
平成三部作と超時空の大決戦を全て見ていれば、かなり満足できる1冊。私はガイア作品と映画しか見てないので、ティガとダイナに纏わる場面は、調べて補完。しかし、映画を見ただけでもかなり楽しめます!当時のキャラを彷彿させるセリフには読み手もニヤッとするはず😄また、フィクションとノンフィクションが入り交じり、思わず本当にウルトラマンはいるのでは?と思わせる世界観は素晴らしい。我夢だけじゃなく吉岡毅志が出てくる所がまさしくそれ。是非、キャストは20年前と同じで映画化して欲しい!2018/12/18
qoop
7
著者が脚本を担当した映画版の続編で、公開から20年という歳月を作中でも経過させた作劇。映像なら気にならないだろう人物造形の物足りなさと、文章ならではの構成上の長所の双方を感じつつ読み進めたが、終盤の盛り上がりはさすがだった。映像で観たいと思いつつ諦めていたダイゴ/GUTSとアスカ/スーパーGUTSの共演だけでも読む価値アリだな、と。我夢の扱いもメタフィクショナルな構成を一歩進め、テーマを反映させている点も好印象。2018/12/24
ネスミス
6
この本は今でもウルトラを卒業できない人のための本だと思う。無論、この本を買った自分も卒業できなかった一人だ。買って良かったと思う。2018/12/13
集積屋
6
今日、貴方の見上げる空には、何かが違う景色が見えていますか?ーウルトラマンガイアからの放送20周年にしてネット配信中、全話脚本を手がけるであろうSSSS.GRIDMAN放送中に刊行されることが1つの仕掛けであろうと感じるほどに、「あのとき勉たちとほぼ同じ」だった者たちへ今再びその心を問いかける小説。 「怪獣を作り出す者」の動機や行動には、今哀しくも大暴れする少女の影を感じるものもあり…あえて言えばマックス以降のシリーズからも何かが見たかったような気がするがそこは高望みか。刊行、ありがとうございます!2018/12/02