講談社学術文庫<br> 興亡の世界史 イタリア海洋都市の精神

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講談社学術文庫
興亡の世界史 イタリア海洋都市の精神

  • 陣内 秀信【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 講談社(2018/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065133804
  • NDC分類 237
  • Cコード C0122

出版社内容情報

東方への窓口・ヴェネツィア、斜面の立体迷宮・アマルフィ。生活空間に積み重なった争いと交流の歴史と現在を、都市史の視点で解読。講談社創業100周年記念企画「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評、第4期の3冊目。本書では、建築史・都市形成史を専門とし、長年、東京や地中海都市のフィールド調査を続けてきた著者が、ヴェネツィア、アマルフィ、ピサ、ジェノヴァの四大海洋都市のほか、南イタリアのガッリーポリ、モノーポリなど、長い歴史をもつ海に開いた都市の繁栄の歴史を探る。
古代から中世に起源をもつこれらの都市は、いずれも岬の先や海に浮かぶ島、背後に山や崖が迫る猫の額ほどの渓谷の土地などに築かれているが、なぜこのような厳しい条件の土地が選ばれたのか。その成り立ち、それぞれの都市の個性とは。
また、海は障壁であると同時に、交流を育む道でもあった。地中海世界では民族相互の争いと交流のなかで、文化がダイナミックに伝播し、ローマ、ビザンツはもちろん、とりわけイスラームからは建築や美術工芸の様式、科学、医学にいたるまでさまざまな先進文化がヨーロッパへ流れ込んだ。本書では、実際に都市を訪ね、建物、街路、広場、港の風景などを観察しながら、海洋都市の生活空間がどうつくられたか、歴史を読み解いていく。人びとの暮らしの場に入りこみながら、今なお海洋都市の精神が人びとの間に生きていることを、都市史、建築史の第一人者である著者ならではの視点とフィールドワークの成果を生かして、リアルに描き出す。
[原本:『興亡の世界史08 イタリア海洋都市の精神』講談社 2008年7月刊]

陣内 秀信[ジンナイ ヒデノブ]
著・文・その他

内容説明

海は障壁であると同時に、交流を育む道でもあった。中世の地中海世界では、ローマ、ビザンツはもちろん、イスラーム世界の先進文化もヨーロッパへ流れ込んだ。ヴェネツィア、アマルフィ、ピサ、ジェノヴァの四大海洋都市をはじめ、南イタリアのガッリーポリやクレタ島のハニアなどを歩き、建物、街路、広場、港の風景を観察しながら、繁栄の歴史を探る。

目次

序章 現代によみがえる中世海洋都市
第1章 水上都市・ヴェネツィア
第2章 ヴェネツィアを歩く
第3章 斜面の迷宮・アマルフィ
第4章 川の港町・ピサ
第5章 新旧混在の文化都市・ジェノヴァ
第6章 南イタリアの海洋都市
終章 ヴェネツィア人の足跡を訪ねて

著者等紹介

陣内秀信[ジンナイヒデノブ]
1947年福岡県生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了。工学博士。法政大学デザイン工学部建築学科教授を経て、法政大学特任教授。イタリア共和国功労勲章ウッフィチャーレ章、パルマ「水の書物」国際賞、サルデーニャ建築賞など受賞のほか、ローマ大学名誉学士号を取得。おもな著書に『東京の空間人類学』(サントリー学芸賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かんがく

14
交易で栄え、ルネサンスの主役となった中世イタリア都市、特にヴェネツィア、ジェノヴァ、ピサ、アマルフィの4大海洋都市に着目。ピサが港町であること、アマルフィの存在は知らなかったので、それぞれの都市の特性がわかり面白い。歴史の本でありながら、著者のフィールドワークによって現在の都市や建築の様子がよくわかるのが良い。ビザンツ、イスラームという東方世界との交流の影響が見られる。是非船旅で訪れてみたいと思った。2019/11/01

中島直人

5
(図書館)きれいな町並みの写真を見ながら、その歴史を、その姿を読むのは本当に楽しい。なんとか行きたくなってしまう、見に行きたくなってしまう。わくわくしながら読めた。2022/09/14

ふぁきべ

5
ヴェネツィア、アマルフィ、ピサ、そしてジェノヴァという中世イタリアの四大海洋都市国家について描く。年にフォーカスが当たっているので、その町の建物の背景となる歴史であったり、紀行分的なところがあり、各都市を訪ねるときに手に持っていると面白いかもしれない。2018/11/29

yutanpo

3
歴史書というよりかは建築史とか都市史?みたいな感じ。これはこれで面白いけど、思ってたんと違う、ってなる。2021/10/12

タケゾウ

2
古来の国家において海は大量輸送において欠かせない手段であると同時に驚異でもあった。 歴史上の人々が海と如何様にして付き合ってきたか。 自動車、航空機といった大量輸送の技術が進歩するにつれて海路の重要性は相対的に低下している。 それでも、古来から存在する海洋国家の精神は人々に依然として根付いているのは灌漑深い。2025/05/22

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