出版社内容情報
まずは入門レベルをしっかり理解しよう。わかりやすい例とイラストでていねいに解説。最新の公務員試験にもバッチリ対応ずみ!図の理解が重要なマクロ経済学の新しい入門書。日常生活の例で考えかたの概要をつかみ、イラストでしっかりイメージしながら理解しよう。年々進化している公務員試験の最新傾向も解析ずみ。
茂木 喜久雄[モギ キクオ]
著・文・その他
目次
第1部 マクロ経済学を学習するためのツールと舞台設定(マクロ経済学のあらまし;マクロ経済学の舞台設定;国民所得とは何か?どうやって計測されるの?;経済の波及効果を計算する)
第2部 マクロ経済学の理論(財市場分析(45度線分析)1 基本的な用語のチェック
財市場分析(45度線分析)2 どのように国民所得が決まるのか?
財市場分析(45度線分析)3 政府支出はどれくらい経済効果があるのか?
財市場分析(45度線分析)4 なぜ日本は観光立国をめざすのか?
財市場分析(45度線分析)5 完全雇用を達成させる! ほか)
著者等紹介
茂木喜久雄[モギキクオ]
1965年、北海道生まれ。早稲田大学大学院修了。大手公務員指導校などでの経済学の指導、米国リテイラーを経て独立。現在は、TriSmart.Co.,Ltd取締役社長。自身で茂木塾/茂木経済塾を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ投資大学
2
難しいマクロ経済の概念を、豊富な絵を使ってわかりやすく解説している。不況時には政府が財政政策によって有効需要を作り出し、雇用を増やして景気を安定させる。政府・市場・家計は相互に作用しており、時代によって有用な政策は変遷している。2024/05/14
まっち
2
ところどころ怪しい。189頁では、クラウディングアウトの例として「ある区間に国家主導で鉄道を作ったら、同じ区間に建設計画を立てていた民間の鉄道会社の投資機会を奪ってしまう」事が挙げられているが、それってただの民業圧迫では。利子率の上昇が関係しないものは「クラウディングアウト」の例として不適でしょう。◆ケインズは「賃金の下方硬直性」が非自発的失業の原因だと考えていた、と紹介されているが、正しくはケインズの後継者たちの考え方。ケインズ自身は「賃金は一定の下限があるほうが経済が安定していい」と述べている。2022/08/28
訪問者
2
無限等比級数の和とか懐かしいな。概念はともかく計算式や公式はすっかり忘れていた。良質な入門書である。2020/10/05