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出版社内容情報
クローン少女・ルルとサイボーグ兵器・斉藤が未来の日本で失われた食物をめぐる近未来冒険譚、ついに完結!生まれ育った孤島をはじめて飛び出し、日本本土に降り立ったルル。そこに帯同する斉藤。軍政府の圧政による厳しい現実を目の当たりにしながらも、はじめて見る農作物や、はじめてできた同年代の友達に刺激を受けたルルは少しずつ成長を早めていく。そんな折、島が日本軍の侵攻を受け、帰れなくなったルル。本土で生き抜けるのか!? 失われた食物をめぐる少女と兵器の近未来冒険譚、ついに完結!
篠丸 のどか[シノマル ノドカ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ako
9
最終巻。かつて斉藤に憧れた矢島が斉藤の前に敵として現れる。でも結局みんな思いは同じ。人として大切な人を守りたい。感情のない兵士を操る軍なんて倒されて当然。斉藤と矢島は?いつか島に帰ってきてくれることを10年経った今も待ち続けるルル。以前より自然豊かになった世界を二人もどこかで見ているといつまでも信じたい。2018/11/06
あまね
4
完結。島でののほほんとした日常と、本土での厳しい現実とのギャップ。斎藤の悲しい記憶。軍部はサイボーグ兵士を増産し、他国への進出を図る。ルルが自分の出生を知り、ショックを受けるのではなく、自分にしかできないことを探そうとする姿が健気😢最後は少し駆け足だったけど、あまり長引かせても辛いだけかも。ロボットやサイボーグものって、必ず人と感情の問題が提起される。感情を失うことで、兵士としては強くなれるのかも知れないけど、人間としては…みたいな。その苦悩を突き詰めていったのが、サイボーグ009だったな。2019/01/31
chris the bookwalker
3
食糧危機、クローン、世界戦争、サイボーグ兵士、と盛りだくさんの設定で、私の好きな世界観だったのだけど…なんだか駆け足で終わってしまって残念。2019/03/28
みやしん
1
娘を亡くした男と父親のいない少女の邂逅は最短距離を駆け抜けての完結。老人が権力を握るとろくでもない典型例だが、特に食糧問題はこの国のあり得るかもしれない未来だと思うと切ない。2021/10/29
ooooo0000ooo
1
近未来モノ。食糧問題と軍事が中心で、平和なパートと戦闘パートでの落差を楽しむ漫画。 ひとまず好きなことを全部詰め込んでみた作品のような感じで、サイボーグという特徴はもう少し強調しても良かったんじゃないかと思った。個人的にはサイボーグがTシャツを着て畑を耕すシーンが、この作品の象徴らしく好み。2019/01/02