講談社ラノベ文庫<br> 俺はアリスを救わないことに決めた

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講談社ラノベ文庫
俺はアリスを救わないことに決めた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 293p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065131008
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

かつて自分を惨めに捨てた女・有栖に復讐するため生まれ変わった誠。だが有栖は吸血鬼で淫魔のような狂った魅力で再び誠を翻弄する!立川誠は、かつて孤独の淵で、悪魔的な魅力を持つ少女に救われ、遊び飽きたおもちゃのように捨てられたことがある――彼女の名は遠越有栖。有栖を必ず見返すと心に誓い奮闘していた誠の前に再び現れた有栖は、吸血鬼のような、淫魔とも言える蠱惑的な笑みを浮かべ囁いた――『また昔みたいに遊びましょうよ』――そんな折、誠は気まぐれで一人の少女、葛城りるを助けた。天使のように純真で奔放なりるは、有栖がもたらした極限の快楽に侵され常軌を逸した行動を始める誠に、自らの愛とからだを擲って救いを与えようとするのだが……最凶なまでに美しい悪魔と純潔だが汚れを恐れない天使の、美しく哀れな子羊を巡る興奮と欲望のダークネスサーガここに開幕!

清水 苺[シミズ イチゴ]
著・文・その他

桜木 蓮[サクラギ レン]
イラスト

内容説明

立川誠は、かつて孤独の淵で、悪魔的な魅力を持つ少女に救われ、遊び飽きたおもちゃのように捨てられたことがある―彼女の名は遠越有栖。有栖を必ず見返すと心に誓い奮闘していた誠の前に再び現れた有栖は、吸血鬼のような、淫魔とも言える蠱惑的な笑みを浮かべ囁いた―『また昔みたいに遊びましょうよ』―そんな折、誠は気まぐれで一人の少女、葛城りるを助けた。天使のように純真で奔放なりるは、有栖がもたらした極限の快楽に侵され常軌を逸した行動を始める誠に、自らの愛とからだを擲って救いを与えようとするのだが…最凶なまでに美しい悪魔と純潔だが汚れを恐れない天使の、美しく哀れな子羊を巡る興奮と欲望のダークネスサーガここに開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

31
かつて孤独の淵で悪魔的魅力を持つ少女・有栖に救われ、遊び飽きたおもちゃのように捨てられた立川誠が、忘れられない彼女への複雑な想いに壊れてゆく物語。奔放で誠をいいように振り回し一方的に主導権を握る有栖との関係。彼女を憎み復讐を誓う一方で手に入らない彼女を渇望して壊れてゆく誠、そんな彼が出会った良くも悪くも正直で誠を諦めない少女・りる。どちらのヒロインもベクトルが違うだけで振り回されそうな予感しかしませんが、基本的にその三角関係が軸になりそうな展開の中、抗いがたい有栖との関係にどう決着をつけるのか続巻に期待。2018/10/02

わたー

14
【試し読み】過去に自分をこっぴどく振った少女を見返すためだけに自分磨きを続ける少年と、彼を翻弄する妖艶な少女の物語…なのだが、正直、肩透かしを食らった気分。表紙の印象からもっとダークな世界観を期待していたのに、いきなり始まるのはハーレム気味のエロコメ。文体もライトなので、アリスの淫蕩さが伝わってこないというおまけ付き。試し読みでは続きが気になる終わり方をしていたが、続きを読む気にはなれなかったかな。類似の先行作としてアニメ化もした別作品が思い浮かぶし、読むならそっちかなあと。2018/10/01

真白優樹

12
悪魔のような少女に救われ、捨てられた少年が少女との再会を機に闇へと呑まれていく物語。―――汝、闇の中のその心に救いはあるか。 正にダークでヘビー、狂気と恐怖が乱舞する物語。悪魔の微笑みに狂わされ、闇へと堕ちていく。そんな退廃的な空気の蔓延する、人の危なさに満ちている物語であり、悪魔と天使の少年の心を巡る争いが緊迫感を持って繰り広げられる、読み応えがある意味で抜群の物語である。始まったばかりの狂宴、天使の支えで闇に堕ちずに済んだ少年は再び闇に堕ちるのか。悪魔の次の手とは。 次巻も早く読みたいものである。2018/10/06

かわゆきか

8
クズな主人公と性悪女のお話。この方の作品にはいつも感情が揺さぶられ、ドキドキさせてくれます。性悪女の本性が分からないまま、まさかの次巻に続く。2019/04/11

のれん

8
うーん、意欲的作品だあるとは感じられたのだが…… 主人公を含めて行動基準となる動機と物語の雰囲気にちぐはぐさを感じる。 おかしいキャラたちでもこういった作品は狂気や熱が読者を引き込んでいくのだが、個人的には惹かれなかった。 ただ、相当官能描写に力を入れているので人物の年齢を学生ではなく、社会人へと引き上げて欲しかった。 ラノベでは厳しいことは分かっているのだが……2018/10/04

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