講談社学術文庫<br> 日本近代科学史

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講談社学術文庫
日本近代科学史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065130278
  • NDC分類 402.1
  • Cコード C0140

出版社内容情報

「西欧科学」が上陸して500年。全く異なる思想構造のもと、「西」と「東」の科学は融合しえたのか。受容と拒絶を追った比較科学史伊能忠敬、杉田玄白、佐久間象山、北里柴三郎、長岡半太郎……。明治維新から昭和を経て、科学と技術の国となった日本。紆余曲折の歴史の中、果たして日本人は、西欧に生まれ育った“科学”を、本当に受け容れたのか? 西欧の思想は、日本をどのように変えたのか? 西欧科学という「踏み絵」を使って500年を考察した、壮大な比較科学思想史!
科学史研究の第一人者、村上陽一郎の初の単著『日本近代科学の歩み』(三省堂選書 1968年刊)を改題、文庫化。

[内容]
第1章 西欧の科学・技術
第2章 西欧科学接触以前の日本の「科学的」状況
第3章 キリシタン期の西欧科学技術との接触
     鉄砲の伝来/西欧科学体系の最初の伝来 
第4章 蘭学期における西欧科学の影響
     天文学/蘭学のもう一つの流れ
第5章 幕末期の西欧科学
     洋学への傾斜/開国前後の西欧科学・技術
第6章 明治期以後の日本と西欧科学
     国家に使われる科学/啓蒙期のエポック―生物進化論/ようやく自立に向かう明治科学界/国家の手で編成される産業界/その後の科学界の動き
第7章 日本文化と西欧科学
補 章

[本文より]
科学は近代西欧に生まれ、そして育った。西欧近代以外に、今日の科学を産んだ文化圏はほかになかった。このことは、絶対的な客観性、絶対的な普遍性を標榜しているはずの科学が、それを産み育てる思想的培地に、少なくとも間接的に依存していることを示す、一つの現実である。したがって、近代西欧と同じ思想培地をもたない日本に、科学が移入されたとき、それが、日本における基本的な思想構造とどのような関係を形造ったかという点が、本書の一つの関心事であった。

西欧の科学・技術
西欧科学接触以前の日本の「科学的」状況
キリシタン期の西欧科学技術との接触
蘭学期における西欧科学の影響
幕末期の西欧科学
明治期以後の日本と西欧科学
日本文化と西欧科学


村上 陽一郎[ムラカミ ヨウイチロウ]
著・文・その他

内容説明

伊能忠敬、杉田玄白、佐久間象山、北里柴三郎、長岡半太郎…。明治維新から昭和を経て、科学と技術の国となった日本。紆余曲折の歴史の中、果たして日本人は、西欧に生まれ育った“科学”を、本当に受け容れたのか?西欧の思想は、日本をどのように変えたのか?西欧科学という“踏み絵”を使って日本文化を考察した、壮大な比較科学思想史!

目次

第1章 西欧の科学・技術
第2章 西欧科学接触以前の日本の「科学的」状況
第3章 キリシタン期の西欧科学技術との接触
第4章 蘭学期における西欧科学の影響
第5章 幕末期の西欧科学
第6章 明治期以後の日本と西欧科学
第7章 日本文化と西欧科学
補章 (一九七七年版)

著者等紹介

村上陽一郎[ムラカミヨウイチロウ]
1936年東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒。同大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。東京大学教授、東洋英和女学院大学学長などを経て、東京大学名誉教授、国際基督教大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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樋口佳之

27
書き手としてはまだ青臭い人間が、何とかこうした「大きな物語」に挑戦した時代もあったこと、また、その結果を、とにかく一つの証言として、ここに読むことができる。そう考えることで、本書を学術文庫に加えて戴ける意味もあるのではないか。これが、私の辿り着いた結論/あとがきにあるこの言葉、読んでいる間の感覚にそうものでした。2019/04/11

無重力蜜柑

5
古墳時代の渡来人から天平時代の中国文化、戦国時代の鉄砲伝来、江戸時代の蘭学を経て日清・日露戦争辺りまで、日本と外国の科学史的な交流を描いた本。とはいえ著者の目標はもっと巨大な「日本文化」を描くところにあり、終盤では「日本人とは」「日本文化とは」という話が出てくる。68年に初版が出た本だけあって流石に今読むと雑なグランドセオリーと言わざるを得ないが、著者もそれは理解しており学術文庫版の後書きでは釈明してる。科学史としても近代と西欧、キリスト教の先進性を自明視する進歩史観が基調であり、クーン以前という感じ。2021/08/11

Ex libris 毒餃子

5
日本へ科学が導入されてきた経緯を論じた本。技術の導入も同列に論述されている。元々の発行年が1977年のため、現代との隔たりがややあり。2019/01/26

Go Extreme

1
西欧科学の導入 初期の接触: 1543年・ポルトガル船が種子島に漂着→科学への関心 科学革命: 16世紀半ばの科学革命が近代科学の基盤・コペルニクスやガリレオの天文学 日本・科学の発展: 学問統合ー西欧知識を取り入れつつ日本独自の学問 教育制度変革ー外国人教師が日本に キリシタン時代の科学と文化: 天文学の発展ーマテオ・リッチらが持ち込んだ天文学 文化的影響ー西欧科学が浸透・文化的交流 近代科学の形成: 科学革命とその後ー近代科学を促進→学問の統合が進んだ 科学と宗教の関係ー相互作用・時に科学が宗教に挑戦2018/10/13

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