講談社まんが学術文庫<br> 自殺について

電子版価格
¥770
  • 電子版あり

講談社まんが学術文庫
自殺について

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 190p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065129579
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0193

出版社内容情報

死にたくなったらこれを読め! 生きるのが辛い時はちょっと哲学を。時空を超えて旅するショーペンハウアー先生の思想をまんがで!死にたくなったらこれを読め!
辛い時はちょっと哲学を。「自殺について」。ショーペンハウアーが残したこの短い論考には、”自殺をしてはいけない”と直接的な言葉はありません。だが、死について深く考えることで、自殺することの愚かさは理解できるのです。時空を超えて旅するショーペンハウアー先生の考えを、美しい女性と、道に迷う若者の物語に仕上げました。生涯で読む最後の一冊ではなく、最初の哲学まんがをどうぞ!


死にたくなったらこれを読め! 生きるのが辛い時はちょっと哲学を。時空を超えて旅するショーペンハウアー先生の思想を、美しい女性と、道に迷う若者の恋の物語に仕上げました。

ショーペンハウアー[ショーペンハウアー]
原著

伊佐 義勇[イサ ギユウ]
著・文・その他

内容説明

死にたくなったらこれを読め!辛い時はちょっと哲学を。「自殺について」。ショーペンハウアーが残したこの短い論考には、“自殺をしてはいけない”と直接的な言葉はありません。しかし、死について深く考えることで自殺することの愚かさは理解できるのです。時空を超えて旅するショーペンハウアー先生の考えを、美しい女性と道に迷う若者の物語に仕上げました。生涯で読む最後の一冊ではなく、最初の哲学まんがの一冊になるでしょう!

目次

第1章 表象の世界
第2章 苦役船の囚人
第3章 自殺について
第4章 人間の尊厳

著者等紹介

ショーペンハウアー,アルツール[ショーペンハウアー,アルツール] [Schopenhauer,Arthur]
1788年‐1860年。ドイツの哲学者。実存主義の先駆者であり、生の哲学者。その思想は後の哲学者、文学者などに大きな影響を与えた。仏教思想に通じ、明晰な解析を加えた。『意志と表象としての世界』など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sobbit

8
他のレビューによると、原典と違うのではということだったので、あまり真に受けてはいけないのかな?とも思うが、良い本だった。特に、人間は感情を味わう肉体に受肉している以上、感情に左右されるが、そこから脱却する(=解脱)ことが重要であり、自殺することは解決策にならないというところの説明が分かりやすかった。2022/12/29

のっち

7
☆☆☆ 別に病んでいるわけではないのですが…。私たちの楽しい思い出や苦悩は全て脳の作り出した幻想にすぎない。この世の全てに「意志」は宿り、中でも人間は意志によって受ける苦痛が他の生物よりも凄まじく大きい。これが人間が自殺を選んでしまう理由だ。生きようとする意志が強すぎる人ほど、逆説的に自殺をしてしまう、この矛盾。解決策は意志からの離脱。しかし、これがなかなか難しそう。何となくショーペンハウアーの言いたいことは分かったかなというレベルなので、原典もぜひ読んでみたい。理解の浸透の仕方は違ってくるはずなので。2019/01/02

shimashimaon

5
面白い。『幸福について』よりも根元的な内容になっていると思います。私はなぜこうして存在するのか。あらゆるものを成り立たせている根本原因はあるのか。ということが西洋哲学の主題の一つですが、本書でショーペンハウアーは「世界は表象にすぎない」、その根本原因は「意志」であると説明します。その「意志」はいわゆる自由意志ではなく、私たちに不断の努力を求めるので苦痛しかもたらさない。だから「意志」からの解脱が必要だということです。仏教のようです。唯識で説明するなら「意志」は「阿頼耶識」ということになるでしょうか。2022/10/13

かおり

4
自殺、頭に何回よぎっただろうか、この本は漫画だから簡単に表されてる感じがしてちょっとやだったし、私の気持ちがわかってたまるかとも思ったし、しっかり説明されていて、すこし昔の自分が恥ずかしくもなった、自殺についてここまで分析している人が昔にいたのがすごい2020/01/19

がみぱん

3
表紙のインパクトだけで中身が薄いなと感じました。 結局のところ自殺に対する考え方の一つを提示しただけで救いを求めて読まない方が良いと思います。 学術文庫だったのでちょっと期待して読んだのがいけないのかもしれませんが・・・。2021/08/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13220019
  • ご注意事項