出版社内容情報
『バッテリー』『NO.6』のあさのあつこが描く少女戦争小説。殺さなければ殺される。運命に立ち向かう2人の少女の魂の物語。
内容説明
中原の小国「永依」で破壊神と呼ばれる軍人に育ったラタは、大国火国との戦いにあけくれていた。火国から和睦の条件に自分の首を差し出せと要求され、策を練る。一方で、N県稗南郡稗南町の由宇という少女は、黒ずくめの男たちに襲われる。母親から「X‐01は人間が創り出した最も大きく、激しい恐怖」と教えられる。黒ずくめの男たちは、由宇に“覚醒”をもとめる。それが意味することとは…?
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
岡山県生まれ。『バッテリー』(教育画劇)で野間児童文芸賞、『バッテリー』全6巻で小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花ママ
24
2巻から2年のブランクがあり(長かった)もう一度1、2巻をななめ読みすることに。この巻で、ラタ・リャクラン・由宇の身辺に大きな変化があった。そして〈x-01〉の謎も明らかになる。いよいよ これから物語が動き始める感があるが、残念ながら私の中では〈No.6〉のときのようなワクワク感が乏しく、続き読むかは微妙。2019/12/18
はじめさん
17
大国との不可侵条約締結のため、処刑される事となった小国の天才軍師リャクタンと、鬼神と恐れられる武将少女ラタ。和睦なんて見え透いた嘘、飛車角を奪って攻めてくるに違いない。小国は遅かれ早かれ滅ぼされるーー中原パートと、現代日本で「えっくすぜろわん」「らた」というワードが頭から離れない少女、由宇。父を何者かに殺され、牙を剥く黒服たち。彼らは【覚醒】を迫り、ついにこれまで別パートで展開してきた世界線がひとつに交わる…! / ちょっと展開的にご都合主義かな、軍師父のそのスキル、だがこれはYA、許されるのだ。次巻へ!2020/04/05
まさ公
4
やっと出た・・。3人すごい能力だけど、3人だけでどう敵と戦っていくのか、次いつ出るのかなぁ。2019/12/10
あやりん
3
面白かった。ゾクゾクする。続きが気になる。ようやく序章が終わった感じ。あさのあつこさん、待ってるよー。早く続き出してくださいお願いします。2020/07/01
ゆき
3
また一体全体どうしてこうなった!?な展開になってきたなぁ。ラタとリャクランのコンビがめっちゃ好きだから、死んじゃうの!?って驚いたし話どうする気だよ…!と思ったら、未来に飛ばす力ってもう何でもありだなハマ…いや、嫌いじゃ無い…きっと国の命運とともに有る人だったんでしょう、あの衰弱は…。どう"国""世界"と立ち向かっていくのかな。楽しみにしてよう。2020/03/08