講談社現代新書<br> 刑事弁護人

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講談社現代新書
刑事弁護人

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  • サイズ 新書判/ページ数 352p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065123638
  • NDC分類 327.63
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「権力の暴走を許してはいけない」

すべてが実話。迫力と感動の法廷ドキュメント

罪を犯したかもしれない人物の車に警察が勝手にGPSを取り付け、徹底的に行動を把握する行為を繰り返していた――。令状なき捜査は許されるのか。警察が、一般市民の行動確認を行う危険性はないのか。

2017年に「令状なきGPS捜査は違法」の最高際判決を日本で初めて勝ち取った弁護団。その弁護団を率いた女性弁護士の奮闘とチームの苦悩・活躍を描く。

内容説明

「権力の暴走を許してはいけない」罪を犯したかもしれない人物の車に、警察が勝手にGPS端末を取り付け、徹底的に行動を把握する行為を繰り返していた―。令状なき捜査は許されるのか。警察が一般市民の行動確認を行う危険性はないのか。2017年に「令状なきGPS捜査は違法」の最高裁判決を日本で初めて勝ち取った弁護団。その弁護団を率いた女性弁護士の奮闘とチームの苦悩・活躍を描く。すべて実話。迫力と感動の法廷ドキュメント。

著者等紹介

亀石倫子[カメイシミチコ]
弁護士。2009年大阪弁護士会に登録。刑事事件専門の法律事務所に入所。在籍6年間で担当した刑事事件は、200件以上。特に、窃盗症(クレプトマニア)や性犯罪の弁護経験が豊富であるほか裁判員裁判の対象となる重大事件も20件以上担当している。2016年に法律事務所エクラうめだを開設。これまで培ってきた刑事弁護の経験とノウハウ、女性弁護士ならではの視点ときめ細かさを活かし、離婚や男女トラブルも数多く手掛ける

新田匡央[ニッタマサオ]
1966年横浜市生まれ。1990年明治大学商学部卒業。10年間の会社勤めののち、2000年よりライターを名乗る。ノンフィクションの執筆、ビジネス書のライティングを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ケンイチミズバ

112
例えばこんな鬼畜の弁護をなぜするのか、遺族感情は無視なのか、そう思うことがある。もし自分が弁解のための知識も猶予も与えられず新聞、テレビ、ネットの情報だけで世間から鬼畜とされたら、検察という国家権力と対等に個人が渡り合えるわけがない。真実は法廷にしかない。感情を煽られ増長され、盛られた作られた罪まで課せられないとも限らない。公平公正な裁判のために弁護士という存在がある。ゴーンの置かれた状況で少しは私も理解できた。日本では被告が隔離され、やる気のない国選弁護士があてがわれたら検察側に有利な条件しかない。2019/06/27

『よ♪』

67
鳥肌が立った──。GPS捜査の違法性を勝ち取った弁護団のノンフィクション。守るべきものとしての主張は人のプライバシー。権力の暴走がエスカレートしないよう抑止するのが司法の役目だ。弁護団達の普段が楽しく描かれる分、一審二審、そして最高裁へと進む緊張感が凄まじく思わず鳥肌が立った。被疑者の権利を守ることが私達の権利を守ることに繋がるという意見に賛成だ。被疑者のプライバシーを暴いて晒すような無責任な善意の風潮には疑問を感じている。確かに罪を償う義務はある。でも与えられた権利は等しく平等では──。考えさせられた。2019/09/22

竹園和明

46
犯行グループを検挙せず泳がせ操作をし、その過程で彼らの車にGPSを取り付けたのは違法だとして若手弁護団が検察を起訴した事件の裁判記録。主犯格の男は罪を認めており、それとは別の話として令状なしのGPS操作は違法である事を訴えたこの裁判、刑事事件として最高裁の大法廷で実質勝利を勝ち取った極めて稀な裁判だそうです。亀石倫子を中心とした弁護団が役割分担し論理を組み立てて行く姿がカッコいい。犯してはいけない基本的人権は、譬え犯罪者であっても護られるべき。客観的正義を護るために闘う亀石弁護士らの姿に惚れ惚れしました。2019/11/02

てつのすけ

35
犯罪者は決して許すことができない。しかし、我が国は法治国家であり、刑罰は、適正な手続きに基づき科せられなければならない。しかし、多くの人は、自分は関係ないと思い込み、適正な手続きに基づかなければならないということには、いつも無関心でいる。はたして、本当に無関心でいることがいいのか、ということが本書で述べられている内容ではなかろうか。適正な手続き(デュープロセス)、これが最も大事なことである。2021/02/08

hatayan

28
警察が捜査対象者の車に秘かにGPSを取り付け、行動履歴を把握する捜査。被疑者の一言がきっかけで、亀石倫子氏をリーダーとする若い弁護団が法理論と格闘しながら、証拠を出し渋る検察や警察と対決します。 「GPSは疲れを知らない警察官として人の財産と私生活を丸裸にする。それだけに、きちんとしたルールがなければ運用することは許されない」。わかりやすい言葉に徹した弁論。そして、令状のないGPS捜査は事実上違法とする判断を最高裁は下します。 権力の暴走に待ったをかけた弁護団の闘いの記録として記憶にとどめたい一冊です。2019/07/06

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