襲来〈下〉

個数:

襲来〈下〉

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年06月19日 04時07分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065123386
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

神風に救われたとされる元寇。だが蒙古が通った対馬では殺戮が繰り広げられた。その惨劇を日蓮の使いの目を通して描く歴史長編・後編 日蓮が唱えた「立正安国論」の中にある「他国侵逼」とは、大国が日本に攻め寄せるということを意味した。即ち、大陸の蒙古による九州への侵攻である。その予言を確かめ、蒙古の様子を探るために、日蓮の身の回りの世話をしていた見助が、朝鮮半島に最も近い島、対馬まではるばる遣わされたのだ。長旅を終えて対馬に到着した見助は、島民に温かく迎えられる。古くから島に住み着いている阿比留一族との交流を深め、蒙古の情報を見助は次々に入手していく。他方、日蓮はこの間、幕府からの弾圧や浄土宗による法難に遭うが、対馬と東国の間で二人の手紙のやりとりは続いた。そして見助が対馬に入って十余年、ついに蒙古が動いたとの情報が……。

帚木 蓬生[ハハキギ ホウセイ]
著・文・その他

内容説明

日蓮が唱えた「他国侵逼」の予言を確かめ大陸の様子を探るために、見助が対馬に遣わされた。島に辿り着いた見助は蒙古の情報を次々に入手する。その間、日蓮は数々の法難に遭うが、二人の間で手紙のやりとりは続いた。そして十余年後、ついに蒙古が動いたとの情報が…。

著者等紹介

帚木蓬生[ハハキギホウセイ]
1947年福岡県小郡市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、TBSに勤務。退職後、九州大学医学部に学び、精神科医に。’93年に『三たびの海峡』(新潮社)で第14回吉川英治文学新人賞、’95年『閉鎖病棟』(新潮社)で第8回山本周五郎賞、’97年『逃亡』(新潮社)で第10回柴田錬三郎賞、’10年『水神』(新潮社)で第29回新田次郎文学賞、’11年『ソルハ』(あかね書房)で第60回小学館児童出版文化賞、’12年『蝿の帝国』『蛍の航跡』(ともに新潮社)で第1回日本医療小説大賞、’13年『日御子』(講談社)で第2回歴史時代作家クラブ賞作品賞、’18年『守教』(新潮社)で第52回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

175
上下巻、650P弱、完読しました。『襲来』というよりも、日蓮師弟物語と蒙古襲来(オマケ)と言った面持ちで、当初想定のイメージと乖離がありました。日蓮の神通力で神風が吹いたりしたら、面白かったのでないでしょうか?今年は、地震や台風被害と自然災害が多く、こういう状況だとポストオウムのようなカルトが出て来そうですが、そういう状況にならないのは、公安調査庁が強いからでしょうか?それとも創●学会の影響でしょうか?2018/10/03

ゆみねこ

91
日蓮が身を呈して訴えた「他国侵逼」の予言。耳目となった見助は対馬で蒙古の情報を入手し、かな文字で日蓮に手紙を送り続ける。蒙古の荒々しい襲撃はISを思い起こさせる…。役目を果たした見助、一目会わせてあげたかったな。。日本の国防という観点からも現代人にも読んで欲しい一冊。2019/02/20

のぶ

81
下巻に入り、対馬に到着した見助は島民と親睦を深める一方、大陸からの襲来があるのか動きを伺う。日蓮は何故襲来があると予言したのか?「立正安国論」を引き合いに出し読み解いていく。やがて対馬に蒙古が襲来し大きな被害を受ける。続いてに襲来が博多、大宰府にあると予想し防塁を築く。だがこの物語、戦記として襲来を描いているわけではなく、作中挿入される日蓮と見助の手紙のやり取りを通しての交流や、日蓮は数々の法難に遭う事が描かれており、日蓮の話が中心になっていると感じた。二人のやり取りが印象的な作品だった。2018/09/22

すしな

47
091-24.主人公の見助は、対馬で蒙古軍の船団の襲撃の一部始終を見届けるわけですけど、一回目の元寇での対馬での日本側の防戦はなすすべもなくという感じでしたけど、対馬よりもむしろ壱岐の方が、悲惨だったというのは意外でした。また、一般的には日本は神風で勝ったということになっていますけど、2回目の侵攻に備えて石築城や狼煙代などを整備して迎え撃っていたということで、城を作った職人も一丸で戦っていたシーンが印象に残りました。物語ではその後も描かれていて、役目を終えた人たちのそれぞれの最後も良かったです。2024/10/06

アキ

35
蒙古襲来を巡る話。日蓮の人となりを見坊を通して見せている。法華経の教えを説く日蓮の手足耳目として見坊は対馬でその一部始終を経験する。妻も娶らす、狼煙で大宰府に知らせるため終始海を見張っている見坊が、思いを寄せるなみが蒙古に連れ去られるのは胸をえぐられる苦行。時宗は大宰府まで足を運ぶことはなく、犠牲になった対馬・壱岐の人々、九州の守護たちの奮闘は鎌倉とあまりに温度差がある。いつの世でも前線の島々は犠牲にならざるを得ないものなのか。見坊の最後の旅の末路が哀しい。身延山久遠寺は日蓮宗総本山として今日に至る。2018/09/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13038904
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品