ブルーバックス<br> 「がん」はなぜできるのか―そのメカニズムからゲノム医療まで

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「がん」はなぜできるのか―そのメカニズムからゲノム医療まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065120934
  • NDC分類 491.65
  • Cコード C0247

出版社内容情報

病の皇帝と呼ばれる「がん」の撲滅は本当に可能なのか。最新ゲノム医学でわかった「がんの正体」とは? 日本のがん罹患者数は年々増加し、最近では年間約100万人が新たにがんを発症し、死亡者の3人に1人にあたる約37万人ががんで亡くなっています。近年の統計からは、日本人の2人に1人が生涯に一度はがんに罹り、男性の4人に1人、女性の6人に1人ががんで死亡するものと推計されています。同時に、がんの診断及び治療技術も近年急速に改善してきました。直近の統計では、がん患者全体の5年相対生存率は60%を超えており、がんの経験者やがん治療を継続されている「がんサバイバー」の数は既に数百万人、日本対がん協会によると700万人を数えているとされています。正に「がんは国民病」と言える時代になったと言えます。
がん撲滅に向けて、医学者や科学者たちは懸命の努力を続けていますが、いまだがんを根治する方法は見つかっていません。しかしながら、近年のゲノム医療の進展で、「がん根治」の手がかりが見えてきています。分子標的薬によるオーダーメイド治療、免疫チェックポイント阻害薬などの画期的新薬も登場しています。日本のがん医療・研究の拠点として、がん研究に取り組んできた「国立がん研究センター研究所」のトップ科学者たちが、「がんのメカニズム」から最先端の「ゲノム医療」まで語り尽くします。

革新的な治療法や検査法が次々に開発

※血液1滴でがんの早期発見できる「エクソソーム解析」

※最適な抗がん剤が見つかる網羅的遺伝子検査

※「魔法の弾丸」分子標的薬でオーダーメイド治療

※公的医療保険が適用できるゲノム医療




第1章 がんとは何か?
第2章 どうして生じるか?
第3章 がんがしぶとく活きる術
第4章 がんと老化の複雑な関係
第5章 再発と転移
第6章 がんを見つける、見極める
第7章 予防できるのか?
第8章 ゲノムが拓く新しいがん医療

国立がん研究センター研究所[コクリツガンケンキュウセンターケンキュウジョ]
編集

内容説明

トップ研究者たちが語った、がんのメカニズムとゲノム医療の最前線。いまや日本人の2人に1人が一生に一度はがんにかかり、年間100万人以上が新たにがんを発症する時代。高齢化に伴い、今後も患者は増加すると予測されるが、現時点ではがんを根治する治療法は見つかっていない。しかし、ゲノム医療の急速な進展で、「がん根治」の手がかりが見えてきた。

目次

第1章 がんとは何か?
第2章 どうして生じるのか?
第3章 がんがしぶとく生き残る術
第4章 がんと老化の複雑な関係
第5章 再発と転移
第6章 がんを見つける、見極める
第7章 予防できるのか?
第8章 ゲノムが拓く新しいがん医療

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

88
「がんは遺伝子の病気である」1962年に設立された国立がん研究センターの2018年発行。がん研究の現在がわかります。日本人が一生のうちにがんにかかる確率は男性62%、女性46%。がん患者の5年生存率は60%を超え、がんサバイバーは日本で700万人を数える。老化とがんの関係、早期発見とmiRNA診断、がんゲノム医療など紹介しているが、一番興味がある予防に関しては「禁煙・節酒・食生活・身体活動・適正体重の維持」の実践で男性43%、女性37%リスクが低下するらしい。がんゲノム解析で更に研究が進む分野ですね。2024/12/22

ぶち

81
国立がん研究センターという日本を代表するがんの研究所が編纂した本ですから、がんの最近の研究の状況、成果が幅広く書かれています。これを読むと、がん治療、早期発見の進歩に安心し、さらなる進歩に大いに期待を抱けます。大半は細胞レベルでのがんの解説ですが、文章は平易で専門家でなくても分かりやすいです。最後の予防の章は、細胞レベルではなく普段の生活における予防法で、専門家でもない私でもすぐに実践できるものとなっています。キーは、禁煙、節酒、食生活(塩分、野菜果物)、運動、体重です。2019/02/02

まーくん

75
近年の統計では日本人2人に1人は癌に罹るらしい。また、年齢とともに癌になる確率は上がるらしい。(理由も説明されている。)気が弱いので、癌になってから読む勇気がない。今のうちに読んでおこうと思った。”がん研”がその研究の最先端を解説しているようで勉強になる。遺伝子変異や免疫抑制など詳細にも及んでおり、門外漢にはなかなか難しいが、”そこはそうゆこと”として読んでいくと全体として理解できないことはない。生命体の本質として癌は避けられないが、寿命が尽きるまで癌にならない、あるいは再発しなければ良しということかな?2019/07/30

Cambel

30
パラパラとひと通り読む。がんの治療は多岐に渡るけれど、この本は最後の章で、国立がん研究センターが独自に開発して治験に取組んでいる核酸医薬の紹介がある。たぶん、一般の読者がその治療を理解できるように、がんがなぜできるのか?という基本的知識を説明しながら進んでいく。もちろん一般的な治療にも言及しているので患者さんには身近な話題となる部分もある。分子細胞生物学の素地がないと難しいけど。だから、ノーベル賞の本庶佑先生に関係する抗がん剤オプジーボとかキイトルーダのことは書かれていない。2018/10/20

カレー好き

28
二人に一人はガンになる時代。遺伝性疾患と思いきや環境要因が大きいという。誰もがガンになるということ。これだけ超高齢化な国は日本だけなのだから、ガンにならない人となる人の選別はビックデータとして今後のガン治療や予防に役立ててほしい。100歳以上の長寿の特徴として①染色体の先端部テロメアが長い②炎症反応が低く抑えられている。まずはストレスレスな生活を。抗体医薬の進歩でガンを撲滅する時代は近い将来くる。☆4つ2019/12/08

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